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心の隙間
【純愛 恋愛小説】

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心の隙間(上)-1

ピーンポーン
家のチャイムが鳴り響く!
時計は午前3時をさしているのに、まったく誰なのだろう。まさか………。
そう思いつつも俺は扉を開けた。
『よっ!ゆうき!いっしょに飲もっか!』
予想的中!このワンルームマンションの上の階の短大生、麻衣だ
『こんな夜中になんだよ…俺は寝てたよ………』
『誰と寝てたの?彼女??見せて、見せて!可愛い?あぁ〜ん、もう!見せなよ』
24時間ハイテンションな彼女にはここに住むようになった去年の4月からふりまわされっ放しだが、なぜか憎めないキャラで今日も結局部屋にいれてしまったのだ。
『彼女、いないじゃん!ウソツキ!!』
『だぁ〜れがいるっていったぁ!!!!』
『ゆうきにきまってんじゃん!』
『お前が一人で突っ走ってただけだろ』
『あれぇ〜??』
『あれぇ〜??じゃねぇっての!で、ワインか?ちょいハイソじゃん!でもうちにはバタピーくらいしかつまみないぞ』
『チーズは?』
『………買って来い』
翌朝が土曜日と言うこともあり、俺たちは麻衣の持って来たワインを瞬く間にあけてしまった。
『飲み足らねぇ…ビール行くか?』
『うん!飲も飲も!』
『冷蔵庫にまだ6本くらいはあったと思うから…』
『なに?私に取り行かせる気?ゆうき様、取って来てくだしゃい』
『ちぇ!』
結局、俺は冷蔵庫にビールを取りに行くことになった。


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