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伊藤美弥の悩み 〜受難〜
【学園物 官能小説】

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恋人達の悩み 3 〜後輩〜-3

 弱い所を痛くない程度にぐちゃぐちゃと掻き回されながら胸を揉み込まれ、龍之介の唇が届く範囲に所嫌わずキスが降ってくる。
「あ、あっ……!」
 龍之介の力強いピストン運動は全身をがっくんがっくん揺さぶってくるし、降ってくるキスは同時に舌先で肌をくすぐっていくものだから、美弥としては堪らない。
 程なく、美弥は軽い絶頂を迎えた。
「くぅ、あ、はぁ……!」
 美弥の全身の痙攣が治まるまで、龍之介は待つ。
「は、あはぁ……!」
 龍之介が唇にキスを落とすと、美弥は龍之介の二の腕を握り締めた。
「まだだよ」
 龍之介は、落ち着いてきた美弥の体を再び撹拌し始める。
「ひっ……ああああああああっっ!!」
 全身をのけ反らせ、美弥は叫んだ。
「きゃふ、あぅ、はあうううっ!!」
 のけ反ったせいで無防備に差し出された首筋に、龍之介は唇を付ける。
 肌と汗とを賞味しながら蕩けた媚肉を突き、美弥をとことん喘がせた。
「りゅうっ……!!あ、うあ、んあふああうぅっっ!!」
「っく……!」
 喘ぎ乱れる美弥の絶頂に巻き込まれ、龍之介は白濁液を噴出させる。
「……はふ」
 半分失神した美弥の中から自身を引き抜き、龍之介は満足のため息をついた。
 ――コトが終わって龍之介がもそもそと後始末していると、肌に柔らかい感触が生まれる。
 半分失神した美弥の意識が回復し、龍之介に擦り寄ってきたのだ。
 美弥は龍之介の肩を緩く抱きながら、頬にキスしてくる。
 龍之介と触れ合うのが、楽しくて堪らないといった様子だ。
 それもそのはずで、今日はゴールデンウイーク初日なのである。
 何の気兼ねもなくいちゃいちゃべたべたするには絶好の機会であり、昨夜は肌を触れ合わせながら『あそこ行きたい』だの『あれやりたい』だのと、楽しく計画を練っていたのだから。
「ん……」
 首を捻って振り向き、軽く唇を触れ合わせると、美弥は満足げな声を出す。
「朝ご飯とシャワーと、どっち先にしようか?」
 美弥の言葉に、龍之介はくすりと笑った。
「シャワー、一緒に浴びる?」
「ん」
 美弥は龍之介から離れると、はだけられていたパジャマの前をきちんと合わせ始める。
 隠されてゆく白い肌。
 龍之介はもっと見てもっと触りたいと思うが、慌ててそれを打ち消した。
 昨夜はじっくり時間をかけて一度、今朝になってからはやや性急だが連続して二度と、都合三度も美弥を抱いている。
 まだまだ時間はたっぷりあるのにゴールデンウイーク初日から無駄弾を撃ちたくはないし、撃たれる美弥はもっと大変だ。
 甘く鳴く美弥が可愛過ぎてついつい行為が激しくなりがちなのだし、あまり回数を重ねると自分のみならず美弥の秘部までをも腫れさせてしまう。
 そんな事で美弥を痛がらせるのは、龍之介の望む所ではない。
「行こ」
 パジャマの前を合わせた美弥の言葉に、龍之介はふと我に返った。
 ――寄り添って部屋を出ると、ふわんといい匂いが鼻をつく。

 ぐぅ

 龍之介の胃袋は、素直に音を立てた。
「……何の匂い?」
 鼻をひくひくさせながら、美弥が言う。
 美弥にも心当たりがないらしい。
 顔を見合わせた二人は、匂いの源を捜して階下へ降りていった。
 普通に考えれば、階下でこんな匂いを出せる場所は台所くらいである。
 その考えにのっとってひょこっ、と台所を覗いた二人は……絶句する。
「あ、おはよ〜う」
「かっ……!?」
 龍之介が目を剥いた。
 彼女が、台所で立ち働いている。
「母さん!?」


「だぁって、竜臣さんたら、仕事が忙しくてかまえないって言うんだも〜ん」
 バケットサンドと純粋に手づくりのカボチャのポタージュとポークソテー、後はたっぷりのサラダにデザート。
 朝から元気な二人のために、巴はブランチを用意してくれていた。
 そんなブランチを摂りながら、巴がぷっと頬を膨らませる。
「頭きたから戻ってきちゃった」
『………………』
 二人は、真っ赤な顔をして沈黙する。
 昨夜の交わりに疲労して、九時半過ぎまで寝ている間に帰って来た巴。
 彼女には起きぬけに睦み合う声が筒抜けになっていたのだから、恥ずかしくない訳がない。
 美弥がお泊りという事で気を使ってくれた竜彦は、職場の同僚と一緒に居酒屋やら何やらのハシゴをしてから最終電車へわざと乗り遅れ、どこかで一夜を過ごしてくれたのも、まずかったかも知れない。
「でもホント、龍ちゃんってばこの子だけは触るの平気なのねぇ」
 巴の言葉に、龍之介は口に含んでいたポタージュを吹き出しかけた。
「あのねぇ母さんっ」
「黙らっしゃい」
 巴の一言で、龍之介は沈黙する。


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