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となり同士
【その他 官能小説】

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となり同士-1

ー日曜日の昼ー

「はぁ…あんっ…あふぅ…」

美紗の自室から淫猥な声が漏れる。たくし上げたTシャツの中に片手を差し入れ、自身の乳房を揉みしだく。
一方の手はミニ・スカートの奥にある花弁を拡げて指を入れてかき回している。液を打つ音を立て、頬を紅潮させ苦悶の表情を露にしていた。
クリ〇リスをまさぐりながら美紗は身体をよじらせながら耐えているが、頭の中ではより深く快楽を欲しているように時には強く、時には軽く指を押しつける。

「ああっ、あううっ…んふぅ…」

息づかいは激しさを増していき、身体は小刻みに震えている。美紗は指の動きをクリ〇リスに集中させた。
途端に美紗は腰を浮かせて身を反らせて悲鳴を上げた。

「はああぁぁ!い…いくぅ!」

鷲づかみにした乳房に指の形が残るほど力を入れたかと思うと、美紗は糸の切れた操り人形のようにベッドに倒れ込んだ。開いた花弁からは白い液体が、いく筋にもなって太ももをつたっていた。

放心して動かなくなった身体からは、荒い吐息だけが漏れていた。

(また…やっちゃった……)

美紗はいつも自己嫌悪に陥る。

(勉強に没頭すれば忘れられるなんて嘘だ……)

美紗が自慰をやり始めたのは高校1年の頃だ。努力して入った有名進学校だったが、授業についていくのにストレスを感じ、その吐け口として覚えてしまったのだ。

それはすぐに成績に反映した。350人中100位程度だったのが、3年の頃には200位へと落ちてしまった。
そして美紗は大学受験を失敗し、今春から進学塾に通う身となった。
環境も変わり“心機一転”と思えればいいのだが、一度火のついた肉欲は、そう簡単には消せなかった。

(シャワーでも浴びよ)

乱れた衣服を整えると、汗で首筋にまとわり付く髪を手グシでまとめると、階下の風呂場へと降りて行った。

(あれっ?)

風呂場に向かう手前の玄関口を見ると、ビニール袋に入れられた荷物が置いてある。美紗は“なんだろう?”とそれを覗き見る。中身は夏ミカンだった。

(なんで夏ミカンがここにあるの?)

美紗は思い出した。果樹園を営む親類からたくさん貰ったからと、おとなりにおすそ分けすると母親が言っていたのを。

「母さんったら!出かける時に忘れたのね」

おとなりとは家も近いという事から仲良くさせてもらっていて、美紗も小さい頃から行き来していた。特に一人息子の亮太とは7歳違いとあってか、歳の離れた弟のようにかわいがっている。

「まったく…仕方ないわね」

美紗はため息をひとつ吐くと、ビニール袋を持つと隣へと出かけた。と、いっても十数歩の場所だが。


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