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特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』
【学園物 官能小説】

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特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』act.5-13

「せんせ……せんせっ…」

ガンガンと腰を叩き付け、蜜が隙間から弾け飛ぶ。
弥生はもう抵抗すら事もなく、自ら腰をすり寄せて深い快楽を得ようとしていた。

「っあああぁぁッッ、も、…でる…」

ぐちゅぐちゅと、かき混ぜては深く入る。絶え間なく奥を刺激する逸物が、限界まで膨らみ始めた。それは石の様に硬く、狭い内部を押し広げて行く様だ。

「ああっっ、和馬ぁぁっ……だめぇぇ」

秘部をビクビクさせ、ぎゅぅぅっと中を締め付けて弥生は達した。奥から反動で蜜が溢れ、瀬田のズボンを湿らせる。

「せんせ……っく」

奥歯をギリギリと噛み締め、闇雲に腰を突きたてて達する。
白く濁った体液が弥生の奥底へと注ぎ込まれる。弥生は体液の注ぎ込まれる衝撃で、更に身体を揺らして継続的な絶頂を味わった。
ドサリと瀬田が体重を預けるが、それすら弥生を幸せな気持ちにしてくれた。
お互いを好きな気持ちは、まだこんなに色褪せていないのに………





「………先生、好きだよ」

身支度を整えた弥生の背中に向けて、掠れた声で瀬田は言った。

「だから待ってて。絶対に成長して迎えに行くから………」

だけど弥生は振り向こうともしない。だが、瀬田は不安に思いもせず声をかけ続けた。

「もう儀式も、金色の涙も、全部終わりにしよう」

弥生がドアに手を掛け遠くへ行ってしまう……だが、瀬田は追いかけなかった。

「迎えに行くから。……ね、弥生」

苦しいのは自分だけじゃない。
愛しいのは自分だけじゃない。
悲しいのも、悔しいのも、不安なのも………全部全部全部、自分だけじゃないのだから。





「白石さん、行っちまったんだってな」
「ああ、ドイツだってよ。ベルギーらしいな」
陽はまだ空高く、夏の暑さは薄れる事を知らない。時折流れる風だけが夕闇を知らせていた。
いつもの様に三畳程の部屋で煙草を咥え、大河内と同僚の物理教師の柏沼は空を見つめていた。
「薫、寂しいんだろ」
横目で柏沼がからかいを含めた笑みを送るが、大河内は笑いもせず肩をすくめた。
「まぁな。なんて言うか……今回ばかりは、なんとかしてやりたかったんだ」
ジュッと灰皿に火種を擦りつけ、大河内は背伸びをしながら続ける。
「昔、俺には出来なかったからな」
と、照れた様に笑った。

「瀬田は、昔の薫が出来なかった事を成し遂げられるのか?」

「さあな。でも俺より意志は固そうだし、白石にマジだし。それに……」

「適当じゃないから?」

「…………適当は俺の代名詞だからな」


3年5組7番 瀬田和馬


輝く陽射に願う。
どうか二人に幸多かれと。



残すは、あと四名だ――――




《さよならの儀式》 FIN


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