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ドアを開けると…
【学園物 官能小説】

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ドアを開けると…-1

まだ朝早い学校に登校してくる生徒がいた。
彼の名前は深山太一(みやまたいち)勉強が得意でもなければ、スポーツが得意というわけでもない、どこにでもいる普通の高校生だ。

そんな彼が河合有希(かわいゆうき)の秘密を知ったのは二ヶ月ほど前。
その日は社会科の先生に提出しなければならない課題があったので、いつもより早く学校に来ていた。
社会科の教室は、普段は絶対行きもしない特別棟の最上階にあり、さらにその日は早朝だったため、なおさら人気はなかった。

先生に課題を提出し、帰りに近くのトイレに寄った太一。

用がなければ、こんな特別棟の外れにあるトイレになんか来ることはまずない。
実際、太一がそこのトイレに入るのは、その日が初めてだった。

用を足し、トイレから出ようとした太一だったが、
…どーせ今教室行っても女子しかいないよなー。まだ時間あるしここで漫画でも読んでよっかな。
カバンから漫画を取りだし、読み始めようとしたその時…

ギィィ…
トイレのドアの開く音。…うっそ〜こんなとこまで来る奴なんて他にもいるんだ…

そのまま太一のいる個室の隣に入ったようである。
…あ〜やだな〜臭ってきそう…コイツが出たら俺も出ていこうっと…
と思っていた太一だったが、次の瞬間有り得ない声を聞くことになる…
「ん…ぁん…」
…!?こ…この声は女の子!?え?ここは男子トイレのはずだぞ!
静かに個室のドアを開けて外を見渡す。
男子トイレだ…。じゃあコイツは何?
「あ…はぁ…ん…」
うなるというよりは、明らかに喘ぎ声である。
…何してんだ?まさか…オナニー??学校で?ていうか男子トイレで??
頭が混乱してくる太一。下の隙間から隣を覗いてみる。

太一の学校は学年ごとにクツの色が違い、しかも名前が書いてある。
クツを見れば誰だかすぐに分かるというワケだ。

…ギリギリ見えるぞ…クツの色は…青!同じ学年!?
名前は…河……合……河合有希!?ウチのクラスじゃん!河合が!?

河合有希は、成績は学年10位以内を毎回キープしてる言わゆる優等生である。
だけど友達付き合いが悪く、休み時間などはいつも本を読んでいる。
メガネをかけててスカートも短すぎず、ぱっと見は完璧なガリ勉タイプである。

「はぁ…ん…」
相変わらず声は聞こえ続ける。

イヤらしい喘ぎ声を聞いていた太一は、いつのまにか自分のペ○スが勃起しているのに気付いた。
…あぁ…スげぇ…河合ってHだったんだなぁ…
太一も自分で自分のモノをシゴき始める。
「あん…ぁ…あ…」
…河合…はぁ…
「ん…ん…んあぁ!」
…くっ…
有希が果てた。
同時に太一も果てた。

…スゲぇ……興奮しちゃったよ…

しばらくしてドアの開く音が聞こえる。
どうやらトイレから出ていったようだ。
太一もすぐにトイレから出て(もちろん音を立てないように)後を追う。
長い廊下に出て、後ろ姿を確認する。

…やっぱり河合だ…間違いない…

その日太一は、授業中ずっと有希のことを考えていた。
そのせいで物理と古典の時間に、先生の質問を全く見当違いの答えで返し、クラスの笑い者になってしまった。


次の日、太一は昨日と同じ時間に学校にいた。
もちろん向かう場所は例のトイレである。
昨日はトイレのカギをかけていたから、外から見れば人がいるのが分かってしまう。

…昨日の河合は、人がいるのが分かっててワザとしたのだろうか?
それとも気付かなかったのだろうか?

どちらにしろ太一は今回はカギをかけないで、人がいないよう見せかけて待つことにした。

数分後…
ギィィ…
ドアの開く音。
来たか?!太一の胸が高鳴る。
太一の予想通り隣の個室に入る。
そして…
「ん…ん…」
…河合だ!
そのまま果てるまで有希のオナニーは続いた………


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