投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

青い世界を散歩する。
【その他 その他小説】

青い世界を散歩する。の最初へ 青い世界を散歩する。 2 青い世界を散歩する。 4 青い世界を散歩する。の最後へ

青い世界を散歩する。-3




「なに笑ってるの?」
いきなり現れた君。
君はまた、僕の隣。
君の顔を見て少しだけだけど、ホッとした様に思う。
空を見上げれば星達が、自分はここだと自己主張していた。
『別に。ただ可笑しかっただけだよ』
君は不思議そうな顔をして僕を見た。
その顔、いただきだ。
『すっごい顔。 マヌケなのがまる分かりだよ。』
「うるさい!アンタが変な事言うからでしょ!」
顔を赤らめてうつ向く君。
かわいいな。
ホントにそう思った。
意味なんて、やっぱりないのだけれど。

それでも君は、とてつもなく可愛いのだ。

夜は二人を包んでく様で、しかし悪い気はしない。
君は缶コーヒーを取り出し僕に渡した。 無糖だった。
「好きでしょ?これ。 あげる。」
冷たい缶を受け取ってみる。 何故かいつもの朝のニオイがした。
「無口だね。 ありがとうぐらい言えないの?」
君は怪訝そうな顔をする。
僕は素直にありがとう、と言って置いた。

空が少し笑った気がした。

闇はどんどん深くなり、家路を急ぐ車の音が大きくなる。
時折カエルが鳴いている。 楽しげな合唱は夜に響き、二人の間は素直に消える。
君の手をとる。
少し冷たい。
コーヒーをすする。
少し冷たい。
また、苦い。
空はまだまだ僕を見ていない。
時間は痛みを忘れさる。


長い夜の中二人きり


長い、長い夜に二人きり・・・





今朝、目覚めたのは遅かった。
学生は急がなくてならない時間で、僕は少し焦った。
たぶんギリギリでアウト。
それでも僕はありったけの力こめて自転車を漕ぐ。

君を後ろにのせながら。





時たま空を眺めてみる。
儚く萌えるあの空は、僕に少し笑いかけた様な気がした。
やはり僕は空が好きだ。
意味なんてないけど、空が好きなんだ。

やぁ、ハロー、グッバイ。
僕は、青い世界を散歩する。


青い世界を散歩する。の最初へ 青い世界を散歩する。 2 青い世界を散歩する。 4 青い世界を散歩する。の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前