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守られたくない女
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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守られたくない女-1

確信にも似た想いを裏切られるから、執着してしまう。


何も求めないなんて、思ってみたって、どうにか手に入れたくなって。


あなたはあたしを捨てたりするんだろう。

笑う鬼になったりもするんだろう。
恐ろしいほど、
優しい、
その微笑み。


いいさ。
大切な何か。
それを
守ればいい。


調子いいわね。
振り回されてる振りして、あたしを振り回す。

疑心暗鬼になるのは、誰も信じられないから
悲しい事は重々承知。
だけどね
守られたくない女
なんて
いないんだよ。

そんな事すら

分かんないなんて。



あたしの脆さ危うさなど、君は知りもしないだろう。

何度も手繰り寄せ、
何度もすり抜ける。
こんな気持ちもうたくさんだと、
泣き喚いて、
手放したくなる。

だけど、なんでだろう。愛しい小さなキラキラが、あたしの胸離れない。

もし返信がなければ、今度こそ諦めよう。
何度思ったことか。。。。
あたしの愚かな思考回路がバカみたいに揺さぶられ、切れて、堕ちた。


前向きなあたしが後ろを向く瞬間はいつも君のこと。

そんな自分、もう見たくない。

そうさ、
あたしは、
守られたくない女。

まったくもって、
君の
言うとおり。



だから、

ここに居ない
君へ
精一杯の
強がり。



さようなら。


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