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引力
【学園物 官能小説】

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引力3 〜篠原編〜-4

「ひゃんっ…あぁっ…だめぇっ」
蕾への刺激と同時に入り口あたりも擽る。真澄は背中を反らせ体をぴくぴくと震わせた。
「や…そんなにしたら……もう……あぁぁぁぁッッ」
足が小刻みに痙攣している。
「いっちゃった?」
僕が訊くと真澄は怒ったように言った。
「もうっ 自分で洗うって言ったのにっ」
口を尖らせ拗ねてみせる。その唇に軽くキスをした。
「すいません。一緒に入れてうれしかったから調子に乗ってしまいました。」
僕が謝ると真澄は
「じゃ、今度はあたしの番!」
と、僕を椅子に座らせた。
「え?洗ってくれるんですか?」
せっかくなので、さっき自分で洗ったことは伏せておく。真澄は赤い顔のまま黙々と体を洗ってくれた。
残るはソコだけになったのだが、恥ずかしがりの彼女に洗えるだろうか…。
真澄は大きく息を吐くと、さっきから自己主張しまくりの僕のソレをおもむろに掴んだ。そして……
「んむ……あふ…」


一瞬頭が真っ白になった。なんと彼女が僕のソレを一生懸命舐めてくれている。
「どどどどどどうしたんですか??」
彼女の初めての行為にどもってしまう僕。彼女は一旦動きを止めこっちを見た。
「聡が好きだよって証……それに今日はバレンタインだし?」
ふふと笑ってまた動きを再開した。
やっぱりさっきの写真の件を気にしているらしい。しかしそれより何より

ビバ!バレンタイン!!

バレンタインがこんなに素敵な日だとは思わなかった。今日は良い事がありすぎる…帰りは事故に合わない様に気をつけよう……。
僕が感動に浸っていると真澄が心配そうに言った。
「気持ちよくない?ごめん…あたし初めてだからよくわかんなくて……」
「いや、気持ちいいですよ。とっても…」
感動しすぎで彼女を不安にさせてしまった。気を取り直して彼女の愛撫に集中する。テクニックがどうとかより今の状況だけで達してしまいそうだ。初めてのお風呂に始めてのフェラ。もうたまりません。
「もういいですよ。ありがとう。」
真澄の体を起こしシャワーをかけて互いの泡を流す。そして椅子に座った僕の上へ向かい合わせになるように彼女を跨らせた。
「そのままゆっくり座って…」
僕が言うと真澄は少しずつ腰を落としていく。

くちゅ…

「あ……あ……」
濡れた音がして少しずつ彼女の中に埋まっていく。我慢しきれずに腰を掴むと一気に貫いた。
「ひぁっっっ!!……ぁ……やぁ……」
真澄は口をぱくぱくさせて空気を求める。その唇に吸い付いて呼吸の邪魔をした。そして激しく抽挿する。
「……っ!…んむぅ……んんんっ!!………」
快感と苦しさに翻弄され締め付けが強くなる。僕は今にも限界が来そうだったが必死に我慢した。
「ぷはっ…や……だめ……激し……っ」
唇を離すと真澄は大きく息を吸い、僕を制した。
でも止まらない。
なおも激しく抜き差しを繰り返す。結合部からはジュプジュプといやらしい音が溢れ出た。
「や…はっ……やぁん…」
仰け反るように上を向き浅い呼吸を繰り返す彼女の胸元に顔を寄せ、乳首を口に含む。そのまま舌で転がすと彼女の嬌声は更に大きさを増した。それにシンクロするように陰部の締め付けも増す。
真澄は僕の頭を抱き抱え、必死に訴えた。
「さ…とる……もっと…やさ…しく……んっ……あぁっ」
「無理です…もう、止まりませんよ……」
そろそろ我慢も限界だ。僕は彼女の声を無視して腰を動かし続けた。
「あっ…あっ………っっ……あぁぁぁぁぁっっ!!」
「……っ…くっ…」
直前に抜き取った僕のソレから大量に精子が飛び出す。それは真澄のお腹の上を通って滴り落ちた。
「はぁ…はぁ……」
真澄は僕に抱きついたまま荒い息を繰り返していた…。


「………おかわりは?」
「い、いただきます。」
「自分で取って。」
「……はい。」
無言の夕食。料理は近くの中華店から何品か出前を頼んだ。お風呂であんなに激しく愛し合ったにもかかわらず、彼女は「優しくしてって言ったのに」とご立腹なのである。
「……。」
「………。」
この空気はなんともいたたまれない。何度かご機嫌を取ろうとチャレンジしたものの、なかなか彼女の許しは出なかった。
あわよくば初めてのお泊りも…なんて考えていたが、今日はおとなしく帰ったほうが良さそうだ。
「…ご馳走様でした。」
僕が言うと無言で皿を片付け始める真澄。キッチンで洗い物を始めた彼女の背中に帰ると告げようとした時、
「…ごめん」
なぜか彼女が謝った。
「へ?」


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