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fantasy ability
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reality ability‐第2話‐北の町、white town‐-6

「‥‥昔だけど、アナタを尊敬してたアタシがバカでした!この儚い夢をアタシ自身で終わらせます!‥‥」
「私は負けないわよ?」
「‥‥闇に落としてあげしょう!‥‥」

〈ヒュン!‥‥ヒュン!ギィン!‥‥〉

結は不意打ちをした。が、覚醒している光は余裕で避ける。避けた光は反撃に出る。だが、結も余裕で受け止める。

「‥‥流石です!ですが‥‥」

〈シュン!〉

「!!??」

結は“禁断詠唱”の影響か、動きが更に速くなっていた。

「‥‥終わりにしましょう!‥‥」

〈シュタッ‥‥〉

「甘いわよ!!」
「‥‥くっ?!‥‥」

〈ヒュン!!‥ギィィン!‥〉

光は左から懐に入ってきた結に反応した!結は予想外なのか、少し遅くたが剣で受け止める。

「‥‥何故?!‥‥」
「貴女は左右を得意とする暗殺剣術。だからよ、左右さえ封じれば問題ないわよ?それに、目線で方向がわかるし。」
「‥‥くっ!なら、範囲を四方八方に拡大するだけ!‥‥」
「無理よ。無表情だった貴女だからこそ、成立した技。今は“禁断詠唱”によって、ただ速いだけの技じゃ私には勝てないわよ?」
「‥‥うるさい!‥暗殺剣、神隠し!‥‥」

〈シュン!‥‥ヒュン!ギィン!ヒュン!ギィン!ヒュン!ギィン!‥‥〉

結は目で追えない動きで攻撃しているが、光は全ての動きを先読みしているので、完全に受け止める。結の攻撃が止まった。

「‥‥はぁはぁ。‥‥くっ!‥‥」
「どうしたの?‥‥それで終わり?」
「‥‥まだです!この攻撃で終わらせてあげましょう!‥‥」
「それはもう飽きたわ。」
「‥‥!!??‥‥」

〈ヒュン!‥ブシュ‥〉

光の放った攻撃は目で捉える事は出来なかった。結は避ける事が出来ずに当たってしまった。

「ぐふっ!‥‥やりましたね!‥‥」
「まだよ!」
「‥‥っ!‥‥」

〈ブン!‥ブオォン!ギィン!ブゥン!ギィン!ヒュン!‥‥〉

光は先ほど、いや、今までとは比べ物にならない速度で槍を縦や横に振る。結は防ぐことしか出来なかった。
すると、光は槍を振りながら詠唱し始める。


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