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fantasy ability
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reality ability‐第2話‐北の町、white town‐-1

‐センターサークルから北に10キロ時点‐

ホワイトタウンへと続いてそうな道に見馴れた二人がいる。もちろん、誠慈と光である。
二人はちょうどいい石に腰を掛けていた。どうやら、休憩してたらしい。

「‥‥あと、どのぐらいで町に着くんだ?」
「30分程度ね。誠慈兄さん、その刀は何なの?」
「気にするな。‥‥親友と呼べる者に貰っただけだ。」
「‥‥そうですか。私からは何も言いません。お父様と母さんも何も言ってなかったし、問題無いようですね。」
「‥‥‥」
「‥‥行きますよ?」
「‥‥ああ。」

二人とも立ち上がり、歩き始めたと思ったが、すぐに止まった。二人は背中合わせになり、辺りを見回した。

「‥‥何人だ?」
「5人、‥‥いえ、6人です。1人は少し離れた所に居ます。」
「そうか。」

2人は会話しつつ、身構えた。

〈ガサガサ‥‥〉

言っておくのが忘れたが、この道の辺りを木々に囲まれた獣道みたいな場所だった。
左右の木々から敵と思われる“神々”が出てきた。

「‥‥ほう。神城家とは面白い。」
「そうだな。くっくっく、どうしてやろうか?」

その者たちは、手に武器を持っていた。しかし、雑魚キャラなんだろうか、名前は無かった‥‥

『‥‥‥』

‥‥ありませんよ‥本当に‥‥





‐30分後、北の町、ホワイトタウン‐

天界にも冬は存在してるらしい。何故なら、雪が降っていたからだ。辺り一面が白銀の世界となっていた。そして、町の中心と思われる場所に少年と少女がいた。どうやら、誰かを待っているらしい。
少年の方は優しそうな雰囲気を身に纏っているが、それとは別に殺気めいたモノも纏っていた。少女の方は無表情で何を考えているのか解らないが、やはり殺気を纏っていた。
すると、入り口の方から二人がやってくる。誠慈と光だった。無論、無傷だった。というか、当たり前である。LV40対LV20なのだから‥‥

『‥‥‥』
「‥‥作者、酷い事するわね。」

光、ツッコミはいりません‥‥

「‥‥‥」
「それはさておき。‥‥お前らだったとはな。」

誠慈がつぶやいた。

「何か問題でも?」

少年が反応する。

「優秀だった神坂家が敵になるとは、驚くぜ?普通はな。」
「その様子だと、あんまり驚いてませんけど?」
「当たり前だ。最近まで、普通の人間だった奴が、俺より強いっていう事があったからな。」
「そうですか。カオス様が言ってた人間の事ですね。」
「‥‥イメージマテリアライズ!」

誠慈は構え始めた。‥‥構えの型が二刀流になっていた。


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