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天藍
【ボーイズ 恋愛小説】

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天藍-1

「起きなさい、凛鵡(リンム)。着いたわよ。」
「えっ…。あぁ。」
僕は、凛鵡まだ13歳もうすぐ中二になる。中一の終わり親の転勤でやむおえず転校することになった。そうして新たな学校で青春時代を過ごすのだ!!!っと心に決めている。
「さぁさぁ、早く車から降りて荷物はこぶ準備してちょうだい。」
「は〜い。」
まだ眠いのを我慢して僕は車から降りた。
「自分の荷物は自分で運ぶのよ!」
背中で母のことばを聞きながら、僕は自分の部屋となる部屋に自分の荷物を持ち向かった。
「んっーー。」
のびをして、あらかじめ業者の方が運んでくれていたベッドに座り込む。
「明日から……。学校か…。」
そう!!僕が青春をおくるための、第一歩がそこにある!!
まずわ自己紹介……。かわいぃよりもやはり、カッコイィと思われたい僕としては…‥。キリっとした表情を浮かべこう。いうのだ……。
「凛鵡といいます。わからないことが多いので、よろくしお願いします。」
ここでにこっと笑う。(女子に向けて)完璧だっ!!!ほかにも校内案内のとき。それに部活動のとき………‥‥。
あぁ……。明日から人生薔薇色だっ!!!!!
――――――――――――「凛鵡!!!凛鵡!!起きなさい!!今何時だと思ってるの!ご飯の時間ぐらい守ってちょうだい。」
母の顔が目の前にある。起きるって?寝てたのかなぁ……?
「ゴメン、母さん。今何時?」
「八時半。」
「へっ!?」
はっ八時半!?着いたのが四時頃だから、四時間も寝てたのか??
「もぅ、夕食冷めちゃったわよ。明日から学校なのに思いやられるわ。」
「わかったよ、いいから。ご飯食べにいくから!ゴチャゴチャ言わないでよ!!」
母のため息がうっとおしいと感じた。初めてかもしれない……‥‥これが反抗期?なんて思いながら、階段をおり台所に行く。
「おおっ!凛鵡。遅かったな、早くいっぱい食べろよ。」
ケタケタと笑いながら、自分の箸を止める事無くしゃべる父。
「食べ過ぎでしょ…。僕の分、残ってるの?」
「残ってるよ!!大丈夫だから。」
「そうよ、凛鵡の言うとおり。太ったりしたらどうするの?」
「大丈夫。僕の体は食べても太らない、すばらしい体なんだよ。それに太ったりしたら社員のみんなが、がっかりするじゃないか。」「もぅ、またそんなコト言って……。」
確かにガッカリはするだろう、この家の家族はなにげに美人が多いのだ。美人というのは母だけだが……。父はかなりの可愛い系。当然、その二人の間の息子の僕は…、かなりの美少年である。
「はい、しっかり食べるのよ。」
「うん。」
お茶碗に盛られたお米をみて、正直ビックリした。
「食べおわったらすぐにお風呂に入ってちょうだい。洗濯物済ませたいの。」
「は〜い。」
ようやく山のようにつまれたご飯を食べ終え。お風呂に入った。
お風呂から出ると、母が笑顔で近づいてきた。
「何?その笑顔…。」
苦笑しながら、母に呼び掛け髪を乾かしはじめる。
「これ、制服。学ランなのよー!!それでつい嬉しくって。」
いつもの美しい感じは、微塵も感じさせないような、少女のような笑顔に一瞬と惑いを感じたが、すぐに正気を取り戻し母に苦笑いを続けながら問うてみた。
「………。それだけ?」
「それだけって何??いいわぁ、ちょっと興奮するかも…。着てみない?」
笑顔は変わることなく、制服をちらつかせる。
「ハイハイ、明日には嫌でも着るから。楽しみにしててください。おやすみなさい。」
素早く立ち上がり、階段を上りはじめる。後ろで母がえぇーー。っと、つぶやいている声がする。それも無視して、自分の部屋に入り。眠りにおちた。


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