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「お母さん…」
【サイコ その他小説】

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「お母さん…〜春美視点〜」-3

「なっなんなんですか?」「調査依頼が入りましてね。なぁに顔見せてけれるだけでいいんですよ」
「祖母は出掛けております!心配いりません!」
「しかしですなぁ…」

おばさんの顔が急に鬼の様に変わり、大場さんを追い返そうとしている…
どうしちゃったの?
おばさん……

「春美ちゃん?」
「!!………おじさん」

冬香のお父さんが突然声をかけて来たのでかなり驚いた……気配も感じなかったよ…

「何をしているんだい?」「あっいやぁ…お腹痛くてうずくまってました」
「大丈夫かい?」

我ながら厳しい言い訳だと思ったが、おじさんは本気で心配してくれた。

「家で休ませてあげたいけど……今立て込んでてね。」
「なっなんか騒がしいですね」

私は今気が付きました。という風に話を振る。
玄関ではまだおばさんの声が聞こえていた…

「あれは…警察?」

一瞬おじさんの顔色が変わったのを私は見逃さなかった。

「おじさん?何かあったんですか……?」
「いっいや……」
「そうですよね」

冬香の家族から否定の声を聞けて少しホッとする。

「じゃっじゃあ私もう平気なんで帰り………」
「春美?お父さん?」
「冬香!」
「二人でどうしたの?」
「いや春美ちゃんが体調悪いらしくて声をかけたんだ。」
「大変!?私送ってくよ!」
「え?大丈夫だよ」
「念の為だよ」

少し強引に突然現れた冬香は私の手を引く。
大場さんはもう引き上げたらしく、玄関には誰もいなかった。

「冬香…父さん…母さんに話そうと思う」
「うん。わかった。私もすぐ帰るから。待ってて」



帰り道の途中…
さっきの会話が気になったので冬香に聞いてみた。

「ねぇ冬香……」
「電話……出れなくてごめんね。」
「あっううん!平気だよ!」
「家…今、狂ってるの。」「え?」
「お母さんはお婆ちゃんが病気してから介護に追われて…その間にお父さんは一度浮気をしてしまったの。」
「うっうん…」
「それで私も呼び戻されて、しばらくは落ち着いたんだけど…」
「………」
「お母さん………お婆ちゃんを殺しちゃったの。」
「!?」

大場さんの予感が的中してしまった。
ショックのあまり言葉が出ない……


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