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ボーダー
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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ボーダー-1

貴方に狂おしいほどの憎しみを感じ
胸締め付けられるほどの愛おしさを覚え・・・

正反対とも思える感情
それはいつも背中合わせで
嘲笑うかのように目まぐるしく
胸の中で形を変えてゆく

涙零し
空見上げ
貴方の顔を心に描きます

憎らしい嘲笑を湛えた貴方

愛おしい微笑を浮かべた貴方

私の胸を掻き乱して
混沌とした赤
醜くそれでいて美しく
揺れて歪んで形を変える

これは殺意か
それとも愛か

どちらにしても
心は掻き乱され
赤く熱い貴方への想いだけが
躯の中でたぎるのです

貴方を想う罪を
身もだえる罰で拭うべきですか?

噫、痛みが胸に走る度に
貴方への怒りが募ります

噫、安らぎが胸を満たす度に
貴方への愛が深まります

一千一夜を越え
貴方を思えば
幾つもの想いの残骸が
山を成して
天へと届きまする・・・

噫、愛か憎しみか
貴方への想いが
心を掻き乱しまする


これぞ恋ではなかろうか


噫、この胸の奥
たぎる想いは
いつか貴方に届くでしょうか・・・

噫、一千一夜の想い
天を越え
貴方にまで届きますように


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