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助けてほしい
【自伝 その他小説】

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助けてほしい-1

『どうしたらいい?』『どうしたら楽になる?』
いつからか私はこんな事ばかり考えるようになっていた。

助けてほしくて、
分かってほしいくて、
私が家族を嫌うようになったのは中3の夏。私は人生ではじめて夢中になるものができた。毎日のようにそれをたのしんだ。 でもある日、母親が私のたのしみを否定した。母親にしてみればたいした事ではないのかもしれないが、私にとってはとても悲しい事だった。
私は唯一のいきがいをなくしてしまった。

その日から私は家族に対してなにも話さなくなった。
話しても分かってもらえないと気付いたからだ。

だれにも本心を言えなくて死にたいとおもった。
でも、しんだら復讐もできなくなるとおもいやめた。

『信じなければ裏切られても傷付かない。
だから誰も信じない、期待しない』。
それをモットーにした。
最近は親に反抗的になり親は今さら私が曲がっていることを心配しだした。

私の本心が見えないのが嫌なのか、やたらと話をしたがる。
きっと自分が保育士だから自分の娘が曲がっているのが許せないんだろう。

『私は分かっているんだよ』

みたいな面されてウザい。

今は復讐の真っ最中。親に対して暴言をはきまくり。

『なんでウチは金ねぇんだよ』
『分かったような面してんじゃねぇよ』

おかげで髪ひっぱられたり殴られたりする。でもそれをしたあとの後悔した顔をみて

『ざまあみろ』

って心の中でいう。
楽しくてしかたない。
たぶん私は一生ひんまがったままだろう。
でもまっすぐになりたいとは思っている。

誰か助けてほしい。
誰か分かってほしい。


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