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「保健室の小さな秘密」
【教師 官能小説】

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保健室の小さな約束-5

愛しいという気持ちが心を支配する。あったかくて、気恥ずかしい様な、切ない様な。分かりやすいけど、複雑な感情。

私は悠みたいに『愛しい』と言葉に出来ない分、態度で示す。悠も抵抗するのを止めて、こっちに向き直る。
「奏子…」
真っ直ぐな瞳で私を見下ろす。私の気持ち、少しでも伝わったかな…。
悠の首に腕を回して顔を引き寄せてキスをした。
「珍しいね、奏子からしてくるの」
「…たまにはね」
私の素直じゃない言葉にも悠は嫌な顔ひとつしない。
寧ろ、嬉しそうに見える。
悠の腕が私の腰に回されて、微笑みと共に、私の唇にキスを落とす。

もっと、悠の事を知りたい―。
私は悠をソファーの方へ導いて座らせた。ソファーに座る悠の膝の上に対面する様な形で跨ったまま、キスを続ける。
「好きな教科は?」
唇を離して目の前の悠に聞く。
「英語と体育」
体育が得意なのは今日良くわかった。英語は…クォーターって言ってたし。
「へぇ。家とかで使うの?」
悠がオダンゴにしていた私の髪の毛を解く。
「うん、じいさんが片言のエイゴを喋るよ」
首筋に唇が吸い付いて来る。
くすぐったくて、身をよじらせる。
「片言の英語…?片言の日本語じゃなくて?」
「もう日本にいる方が長いから忘れたんだって」

その言葉に思わず笑いがこぼれる。そんな私を見た悠がイタズラっ子の様な笑みを浮かべた。
「でも発音とか会話とか、結構役に立ったよ」
なんか悠の口から家族の話が出るのが珍しい。なんだかそれが嬉しくて。ついつい質問責めにしてしまったけど、その度にひとつひとつ丁寧に答えてくれた。
保健室はいつのまにか夕焼け色に染まっていた。
生徒達が帰っていく声も聞こえなくなり、静けさの中保健室には唇を重ねる音だけがこだましていた。
悠が話してくれたのは、両親と祖父母と住んでいること、大学生で留学中のお兄さんがいること。
身長は182cmで、体重はヒミツ…とか女の子みたいな事を言う。
悠は答えながら、私のブラウスのボタンをはずし胸元に口付ける。
「…あ」
ブラをずらし、乳首に吸い付いて来る。
「んぅっ!」
体がビクンッと反応する。
悠が乳首を舐めあげる度にゾクゾクッと快感が体を駆け巡って行く。
「あっはぁ…っ」
悠のシャツを強く握りしめる。その様子を満足げに悠が見上げてきた。
うぅ…その上目遣いやめて。その顔に弱いのよね…。
悠が私の胸の間に顔を埋める。
「奏子…してもいいの?」
「え?」
珍しい。悠がきいてくるなんて。っていうか、ここまでしといて今更…?
「いつもはそんなこと言わないじゃない」
やめてって言ったって止めやしないくせに。
「だって…、汗臭い」
「えっ!?」
思わず悠から離れようとすると、腰の所でがっちりつかまれていた。
「奏子じゃないよ、オレが」
「ビックリするじゃないのー!」
一瞬汗が吹き出そうになったわよ…。
「汗かいたし、土埃や小麦粉もかぶってるし…」
悠が少し申し訳なさそうに言う。
別に気にならないんだけどな。「私は今悠としたい…それに」
悠のズボンに手を這わす。
「ガマン出来るの?」
もう制服のズボン下で固く張りつめている。
「…ガマン出来ません」
「でしょうね…」
言いながら、ファスナーを下ろして悠のモノを取り出す。


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