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それでも生きていく
【悲恋 恋愛小説】

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それでも生きていく-2

実は「別れよう」って言われたらどうしようって
すごく不安だったの

だって私はあなたが病気でも
あなたを嫌いになるわけなかったし
あなたと別れる気なんてなかったから





でも…

今になって思うと

そんな繋がりの別れなんてなんてことなかったのかもしれない


だって『死』は

永遠の別れだから



もう二度と元には戻れない別れだから…

こんなに辛く悲しいことってないよね

――――――

彼のお葬式には沢山の参列者が来てくれていた

そういえば入院中にも
沢山の人がお見舞いに来てくれていたっけ


人望の厚い人だった


そこにいる全員が泣いているように見えた




彼の昔ながらの友達も
彼の相談相手だった元同僚も
彼を好きだったはずのかわいらしい女の人も

全員が彼の死のために
綺麗な涙を流しているように見えた





そして

そんな彼を好きになってよかったと思った

―――――――

「幸っちゃん!」

帰ろうとしていると
不意に彼の母に呼び止められた

二年間の看病と彼の死で
彼の母は相当やつれて見えた


「これ、満が幸っちゃんにって…」

そう言って彼の母は私に真っ白い封筒を手渡した


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