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伊藤美弥の悩み 〜受難〜
【学園物 官能小説】

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恋人達の悩み2 〜Double Mother〜-5

「りゅう……」
しばらくするとこらえられなくなって、美弥は龍之介を押し倒した。
「……しよ。我慢、できない……」
美弥は龍之介の淫茎を、服の上から優しく撫でる。
美弥を求めて膨脹している器官は待ち望んでいた刺激を受けて、ぴくりと震えた。
「美弥……」
龍之介だって、我慢強いのであって欲望がない訳ではない。
さわさわと微妙な刺激が送られて来ると、理性が吹っ飛びそうになった。
「っ……!」
直に肉棒を触られて、龍之介は喉の奥で呻く。
「しよ……ね……?」

くちゅっ

美弥はそそり立つモノを開放すると顔を近付け、先端を口に含んだ。
「うわわっ」
そのまま口を精一杯開いて、肉棒を限界まで頬張る。
「ん……」
龍之介は美弥の喉を突かないよう、心持ち腰を引いた。
しばらく口で龍之介を楽しんでいた美弥だが、おもむろに上半身を起こす。
身に着けているのはニットのセーターだったがそれをたくし上げてブラジャーをずらし、両の乳房を露出させた。
「今日は私が頑張るから」
そう言って、美弥は照れ笑いをする。
――普段肌を合わせる時、前戯で龍之介が美弥をイカせてしまう事はしょっちゅうあるが、逆に美弥が龍之介をイカせる事はあまりない。
互いの陰部を刺激しあっていても、美弥の方がどうにもイキやすくてすぐに果ててしまうのだ。
「うわっ」
露出した乳房で肉茎を挟み込まれ、龍之介は声を上げる。
美弥の乳房は世間的には充分大きい部類に入るが、立派過ぎる龍之介をすっぽり包み込める程に大きくはない。
だが搗きたての餅のように白く柔らかく、ベージュピンクの乳首のせいもあるのか、龍之介の目から見ると何とも上品なたたずまいをしていた。
その上品なたたずまいの乳房に挟まれている、自身のグロテスクなまでに発達している器官。
異様にエロティックな光景に、龍之介は喉を鳴らす。
そこへ、さらに。

ちゅ……

美弥は亀頭を口に含んだ。
茎を乳房でむにむにと挟み込みながら舌先で先端をちろちろ舐め回すというダブルアタックに、龍之介は喉の奥で呻く。
いや……ビジュアル的な刺激も含めた、トリプルアタックか。
「美弥……めちゃくちゃエロい……」
「龍之介……たくさん出て来た……」
ちゅっと音を立てて、美弥は先走りを啜り取る。
「えっちぃ味……龍之介、感じてるんだ?」
「そりゃ、美弥にこんな事して貰えれば感じるよ」
美弥は満足そうに目を細めた。
「たくさん気持ち良くなって。龍之介」
美弥は肉茎をきつく挟み、亀頭を舐め回し、吸い立てる。
「っく、う……美弥……い、いいよ……っ!」
龍之介は、眉を寄せて呻いた。
階下からいつ誰が上がって来るか分からないので二人とも服をはだけるだけで脱ぎはしないが、その分いつもと違う快感が体を走る。
「……くふっ……」
いい加減龍之介が高まり切る頃に、美弥は愛撫を止めた。
「……っふ……!」
イキそうでイケない微妙なところで愛撫を止められ、龍之介は息を吐く。
肉棒は美弥を求めて、ぴゅくぴゅくと先走りを溢れさせていた。
「ん……」
美弥はぐっしょり濡れたショーツを脱いで龍之介に跨がり、熱い場所を擦り合わせる。
そして掌を、龍之介の服の下へ這い込ませた。
「やっぱり凄い体……」
美弥の呟きに、龍之介は頬を赤らめる。
大胸筋、前鋸筋、腹直筋……触った範囲ではどの筋肉も、かなり発達していた。
「っ……!」
指先で乳首をかすめられ、龍之介が呻く。
「あ……気持ちいい?」
美弥は、龍之介の乳首を何度も撫でてみた。
たちまちのうちに硬く立ち上がってしまった反応が、何よりも雄弁に物語る。
「んふ……」
美弥は龍之介が着ている物をたくし上げ、硬く尖った乳首に吸い付いた。
「うわっ」
初めての行為に泡を食う龍之介の反応が面白くて、美弥は龍之介を一生懸命愛撫する。


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