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伊藤美弥の悩み 〜受難〜
【学園物 官能小説】

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恋人達の悩み2 〜Double Mother〜-1

冬休みの終わったある日。
たっぷり出された宿題を片付けるべく、龍之介は伊藤家へやって来ていた。
「ぶっ続けて疲れたし……少し、休もうか?」
美弥の言葉に、龍之介は同意する。
「賛成……」
美弥は小さく笑い、大きく伸びをした。
「ん〜……!」
薄手の服を下から押し上げる豊かな胸の膨らみに、龍之介は視線が吸い寄せられる。
「コーヒー淹れるね。ちょっと待ってて」
伸びをし終わった美弥は脇に鎮座していた湯沸かしポットのお湯で、カップ二杯分のインスタントコーヒーを手早く作った。
どちらにも、砂糖とミルクが入っている。
「はい」
むくむくと頭をもたげて来た欲望をコーヒーで逸らされて、龍之介は内心で落ち込んだ。
「……」
「龍之介?」
「……何でもないよ」
はぅ、とため息をつく龍之介。
「???」
コーヒーを飲みながら、美弥は首をかしげる。
「あっ!?」
首をかしげた拍子に、美弥はコーヒーをこぼしてしまった。
龍之介にとっては幸運な事に、コーヒーは美弥の胸部分に染みを作る。
「り、龍之介……」
慌てて服を脱ごうとしてから、美弥は龍之介の方を向いた。
「あ、ああ……ごめん」
何故か残念そうだったが、龍之介はおとなしく部屋の外に出て行く。
かちゃりとドアの閉まる音がしなかったのに気付かないでいたのは、美弥のミスだった。
美弥は服を脱ぎ、コーヒー染みを叩き出し始める。
肌理の細かい吸い付いて来るような白い肌に、落ち着いた黄緑色のストラップレスのブラジャー。

ばんっ!

「美弥っ!!」
ドアが開くのと背後から何者かが抱き着いて来るのとに、ほとんどタイムラグがなかった。
「!!?」
声も出せない程に驚いている美弥のブラジャーを、何者かはさっと取り外す。
「あっ」
家には自分達以外誰もいないのだから、何者かの正体は分かり切っていた。
「龍之介!?」
えらく興奮した様子の龍之介は耳や頬にキスをしながら、こぼれた乳房を揉み始める。
「や、何……どうしたの……!?」
美弥が身をよじると、龍之介はぎゅっと美弥を抱き締めた。
「もうしんぼーできません!」
龍之介は腕の力を緩め、美弥の髪をかき上げて耳を露出させる。

かぷっ

龍之介は、耳を優しく噛んだ。
「やっ……!」
「しばらくご無沙汰してたのに、このやーらかい胸を見たら……我慢なんかできません」
唇と舌で耳を愛撫しながら、龍之介は美弥を脱がせてしまう。
今日は膝丈のスカートを穿いていたので、脱がせるのは簡単だった。
「の、覗いてたのぉっ……?あっ、やっ……!」
肩や背中にまで降って来るキスの雨に体を震わせながら、美弥は抗議する。
「やだぁ……ほら、勉強しなきゃ……っん……あ……駄目、ってばぁ……」
目の前で開かれている大量の宿題も、龍之介を止める役には立たない。
「あん……っふ、んう……!」
ショーツ一枚を身に付けただけの姿に剥かれた上、口で抗議するだけで抵抗らしい抵抗をしない美弥自身に、一番の問題があると思われるが。
しかし……背後から直に揉みしだかれ、むにむにといやらしく形を変えている両の乳房を見ていると、美弥は抵抗したいとは思えないのである。
「あぅ……!」
乳首を軽くつままれて、美弥はのけ反った。

ちゅぴっ……

龍之介の唇にうなじを押し付ける姿勢になってしまい、当然の如く龍之介はそちらも愛撫し始める。
「やあぁ……!龍之介ぇ……!」
さらに唇で耳を甘噛みされ、美弥は悶えた。
唇が耳を離れ、うなじへと戻っていく。
離れていく際に吐息を耳へ吹き掛けていく辺り、美弥の性感帯を把握している龍之介らしい愛撫である。

ジィッ……

龍之介は穿いているジーンズのジッパーを下ろしてモノを取り出すと美弥の腰を持ち上げ、肉棒を割り込ませてショーツ越しに擦り付け始めた。
じくじくと染み出した蜜はあっという間にショーツを濡らし、ぬちゅぬちゅといやらしい音を立てながら龍之介へ密着する。


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