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「幼なじみ」
【幼馴染 官能小説】

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カウントダウン〜幼なじみ2-1

「俺な、卒業前にやりたいことあるねん」
隆志が、エッチの後始末をしながら言った。
「卒業前にどうしても来たいってゆうから、ラブホ来たのに、またお願い?」
ラブホサービスタイム。
隆志の原チャリで、地元から離れたとこまでわざわざやって来た。
ぐったり横になったままのあたしの横に寝そべると、甘えて胸元に擦り寄ってくる。
「えーやろ?俺らもうちょいで離れ離れやし」
「それはそうやけどさぁ…やることによるで」
しかし、なんでラブホには窓がないんやろ。
やっぱ、イカガワシイことするからかな。
「学校でエッチしよ!」
隆志が満面の笑みで言った。

幼なじみのあたし達が、晴れて付き合うようになって、まだ2週間と少し。
あたしは東京に進学、隆志はこのまま大阪。
いきなり遠距離恋愛なんて、初心者のあたしにとっては辛すぎる。
今は、時間と場所さえあれば、身体を重ねている。
今日は、隆志の「ラブホで声もなんにも気にせず、やりまくりたい」という、18歳健康男児らしいサル発言により、敢行された。
勝手に離れることを決めたあたしには、拒否権はないらしい。
次の隆志の野望…我等が学び舎でのエッチ……

卒業式まで、1週間。


「そんなん、どこですんのよ!!」
「いくらでもあるわ!教室やろ?トイレやろ?部室ちゅう手もあるわ」
まだうら若き17(あたしの誕生日は3月30日なのだ)の乙女になんていう提案なんや。
「いらん、ってゆったら?」
「中出ししたんねん」
……最悪や。

とにもかくにも、実行は明日になった。
善は急げ、らしい。
(何が善かはわからん)
明日は卒業式の予行練習だ。3年は全員出席。
人気がなくなってから……実行。
「あー楽しみやわ!ゴム、どんだけ持ってったらいいと思う?」
ラブホ出た後で、原チャリに跨がりながら隆志が嬉しそうに聞いてきた。
「好きにして……」


気が進まないまま、朝がきた。
とか思ってるのに、可愛い下着を選ぶ自分が可笑しい。
布団のないところで、するなんて、破廉恥な。
途中で誰かきたりしたらどうしたらいいんだろう。
そんな風に思ってたのに、学校に着き、予行練習をしていると、これから自分達がすることを考えるとドキドキしてきた。
緊張というより、期待。
期待というより、興奮。

人がいなくなるのを、あたし達は辛抱強く待った。
練習は午前中で終わったから、2時にもなると静かになった。
「もう、ええかなぁ」
隆志が、紙パックのジュースをじゅるると吸う。
「うん……いいんちゃう」
「由佳」
机を挟み、キスをする。
もうあたしは隆志のキスに慣れていた。
何回、いや何百回したんだろう。
あたしの口の中で、隆志の舌が自由に動き回る。
キスって、エッチよりずっと愛情を感じる。あたしは断然キス派だ。
「……ここで、すんの?」
唇を離して尋ねる。
「うん」
「見つからへんかなぁ」
「声ガマンしてや……」
隆志の声が上擦っている。
「由佳、こっち来て」
机を廻って、隆志の方へ行くと引き寄せられて、膝の上に座らされた。
「ひゃっ…!」
腰を片手で抱き、片手は早速ブレザーのボタンを外しにかかっていた。


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