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囚われ
【学園物 官能小説】

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囚われの先-1

「海?!」
「うん!!行こうょ!!健治クンも誘って泊まりでね。」

早希は早希の親友の望と、マックで夏休みの計画について話していた。望はポテトを頬張りながら、ペンションのパンフレットを食い入るように見つめている。

「…本気なの?」
早希は望に言った。
「あったり前ょ!!この夏で…しんちゃんとエッチするんだから!!」
望は目を輝かせながら近い未来に想いをはせていた。
(あたし…賛成してナイんだケドな…)
望に何を言っても無駄だなと早希は思った。
(海で泊まり…か)
早希は食べかけのハンバーガーを頬張る。
早希の横で望は、ペンションの予約を取っていた。
―その夜
「…という事なんだケドどう?」
早希は健治の部屋にいた。
「あ〜…うん。イイんじゃん?」
健治はベッドに座って早希を呼んだ。
「ホントに?よかった。」
早希は健治の隣に座る。
「…にしても望はすごいな。芯太とエッチするためにペンションに予約までするなんて。」
健治は、苦笑いしながら早希を膝に乗せる。
「健治ッ重いょッ?!」
「重くナイょ…早希イイ匂い…する」
健治は早希の首筋に唇を寄せる。
「んッ!!健ッ治」
早希は体をビクつかせた。
「我慢できませんッ」
健治は早希をベッドに沈める。
「…いただきマス。」
「ちょッ…や〜んッ…」

―その後
「……バカぁ。」
「…ゴメンなサイ…」
早希はベッドから起きれないでいた。
「…立てないじゃナイ…」
早希は頬を紅く染めながら、タオルに巻き付いた。健治はいつもより激しく早希を愛したようだ。
「…だってさぁ…泊まりで海だろ?」
「うん。」
健治の顔がエロく歪む。
「早希の水着姿…想像したら勃っちゃったッ」
「…エッチ」
早希はベッドから重い腰を上げた。
「…あたし帰るッ」
「え?!オイッ!!」
早希は健治の唇をふさいだ。
「怒ってナイょ。でも、夜も遅いし…帰らなっきゃ。バイバイッ」
早希は名残惜しそうに部屋を後にした。
(…水着を想像して…か…)
早希は嬉しかった。健治が自分の体を想像ししてくれた事に。
(…ぁぁ。あたしは本当に健治の彼女になれたんだな…)
自分の部屋に着いた早希は、嬉しさで胸がいっぱいだった。
(今日は…眠れなそう…)

健治の涙を見てから、早二週間。早希と健治は、セフレから恋人になる事が出来た。その日から健治は遠慮なしに早希を求めてくる。
早希はそれが嬉しかった。健治が早希を愛するように、早希も健治を愛している。

「…ヤバイ!!お腹プニプニなの、バレちゃう!!」
早希はその夜、腹筋に励んだ。

―お泊りの日
「あ、おはよう!!早希」
望は、大きな荷物を傍らに早希に手を振っていた。
「おはよう、望。」
望とは逆に、早希は眠そうだった。目をこすりながら、望の元へ歩み寄る。
「あたり前じゃナイ!!昨日はぐっすりょ!!」
「そう…」
早希は望の隣に座った。
「ひゃっ!!」
早希の頬に冷たい物が触れた。
「おはよう、早希ッ」
後ろを向くと、そこには健治の姿があった。
「ビックリしたょ〜…」
健治は早希の頬に触れていたジュースを早希に渡す。
「ははッ。冷たいだろ?」
「うんッ。ありがと」
「あらあら…お熱い事」
望が二人のやりとりを羨ましそうに見ていた。
「あ、望。おはよう…」
「おはよう、健治クン。」
望の存在に気付いた健治が、望に挨拶する。しかし望の機嫌は戻らない。そこへ、望の愛しの彼氏芯太が来た。
「ゴメンな〜遅くなって」
「しんちゃん!!」
芯太の登場で望の機嫌は戻った。
「さ、行こう。」

電車に揺られるコト2時間半。やっとお目当てのペンションに着いた。


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