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温度
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温度-1

俺は熱くなり易く冷めにくい。
でも俺は情熱的とは言えない。
いつも心の中で自分を客観視しているもう一つの「俺」がいるから・・・





俺はこの間本気で好きだった彼女と別れた。
理由は、学校の目や家族が、付き合うことを許さなかったのだ。
だから、会えなくてほとんど自然消滅だった。
そして、この間お互いけじめを付けるためにわかれたが、それはかなり呆気ないものだった。メールで、

俺「別れよう」

彼女「うん、そだね」

これだけで終わりだった・・・
それから3日ぐらい経ち、心のなかのどこかでいつも客観的に俺をみる「俺」が生まれつつあった・・・





自然消滅だとしても悲しみはかなりあるので、それを吹っ切るために俺は友達に紹介してもらった女の子とメールしていた。
そして、メールしてるうちに顔が知りたくなり写メを送ってもらった。



一目惚れっぽかった・・・


だがあの「俺」が・・・

― 本当に一目惚れなのかなぁ? この間、彼女と別れたばかりで人恋しいだけ? 誰に対しても少し可愛ければそうなんじゃないのかなぁ? ―
という考えをもった・・・
しかしながら、俺はそれを認めたくなかったのでメールし続けいた。



しかし相手は友達といっしょに俺をからかっていただけで何の感情もなかった・・・


もうふみにじられた思いだった・・・

「俺」は
― まだ会ってもいないんだから悲しくないやぁ でも俺もついてないよなぁ ―
などと客観的で冷静な考えをもった。

俺はどれが自分の気持ちが分からなっていった。

これをきっかけに友達との関係もだんだん変化していった。


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