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貴方の妻にしてください
【熟女/人妻 官能小説】

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貴方の妻にしてください3-6

そっと身を倒すと、また一也は優しい優しいキスを繰り返す。
どうしてこの人のキスはこんなに甘いのだろう。優しいのだろう。
それは欲情というよりも、もっともっと深い情愛で伝わる愛である。
京香は思考を失い、漂わされる一也のキスを味わいなから
しかし、自分からは答えず、求めず、声を殺す。

一也のキスに愛撫が加えられる。
その手を、スリップのベールごと京香の身体に滑らせていたがスリップの中へ滑り込ませ、豊かな胸に触れる。感触を、弾力を楽しむように優しく揉みしだくが、強く掴むようなことはしない。
どんな愛撫も優しく優しく、愛おしみ慈しむ感じである。
その手が京香の蜜部に触れる。
じらすつもりもなく一也ペースで触られていく。
指を侵入させるでもなく指の腹で入り口をマッサージするように押し付ける動作を繰り返す。
入れられてもいないのに、その刺激だけで濡れて溢れてくるのが分かる。
とろけるキスだけでも、実のところ京香のその部分は蜜を蓄えていた。
「くちゅ くちゅ・・・くちゅ」
ただそれだけの動作がいつまでも続く、声を殺す京香の息の荒さがましているのが静寂とともに淫らな音と混ざる。

ああ、狂ってしまう。拷問だわ。
京香は自分の口を押さえることも出来ずに、両腕を上げられたまま身をよじる。
「じっとして」
その反応さえも許されない。
せめて、大きなため息をつくが、吐き出したあとの空虚な胸が空しさと切なさを過敏にさせる。
「うっ・・・」一也の指が侵入してきた。
ああ、やっと入り口から中へ・・その進展だけで感謝したくなるほどの切望が京香の中に渦巻いていたのだ。
だけど、まだまだ京香にとっての拷問の始まりでしかない。
(は・・っ、は・・っ、無理っ、無理よっ 声が・・・でる・・・あ、、、はぁっ・・)
ラマーズ法の呼吸法のように、息を吐き出すしか声を感覚を殺す方はない。
とても優しく巧みな一也の愛撫に答えられない苦しさ。

京香の閉じた目から涙が伝った。
「苦しいのかい?京香」一也が相変わらずの温厚な優しい眼差しで聞いてくる。
「・・・すみません・・・」京香は自分のふがいなさに、性感を恥じた。
一也は冷静に愛したいのだろうに、、自分は快楽に身を抑制しきれない。
「わかった」一也はベッドから離れた。
ああ、ダメな私。一也さんの妻失格だわ・・・気落ちと自己嫌悪で力が抜けたように目を閉じていると一也が京香の首をもたげさせた。薄いタオルで口をふさぎ縛る。
それで声がくもる。多少声をだしてもうめきにしかならない。

一也は京香の目じりに伝う涙を舌ですくい取って、また京香の胸を優しく舐め揉みさすり、蜜部を撫ぜさすり、押しつけ揉んだ。
「ううっ・・・ぐぅ、うー、うっ、うっ、・・・んんっっ!」
京香はかろうじて声の抑制には楽にされたが、体の反応の制御に苦しんだ。
腰が引ける、また、浮く、腹筋が激しく上下する。
意識の中でダメだと制御しても、言うことを聞かない。
自分の体がこんなに不従順だと、初めて気づかされた。

情けない思いと、空間に舞い上げられる意識の遠のくような快感の中で一也は全く自分のペースを崩さずに、自分のしたいように京香を愛していく。思いどうりに、思いのままに・・・。
時々、京香のあまりの反応に
「じっと」「我慢して」など、静かに声をかけながらも
京香の中を占拠し、愛情の伝達を終えた。

京香の目は充血している。
ぎゅっと固く閉じたからか、自己の快楽への悔恨の涙のせいか。
一也は猿轡と手錠の拘束を解いた。
ぐったりと気力をなくしている京香を抱きしめて
「京香は最高の妻だよ・・・ありがとう」と言った。
一也は身支度を始めていた。京香はなぜか身を起こす気になれなくてそのまま横たわっていた。
そういえば、一也の指示がないのだからそのままでもいいのだろう。


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