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ふしだらな指
【痴漢/痴女 官能小説】

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ふしだらな指-1

約束までは少し時間があった。
佐々木は、軽い立ち眩みに襲われながらもあたりを見渡した。
まるで脚が根を張ったように人々が立っている。

窓の外を流れる景色はきれいだが、車内は熱気のせいも相まって佐々木の目には澱んでみえる。
人々の口あるいは躯から吐き出される醜悪なものが絡み付いてきた。

ラッシュアワー……通常ならため息もののこの状況も彼にとってはさほど苦痛にはならない。
それは彼の特殊な性癖が起因している。
嗜好とよぶのは軽率かもしれない。それはれっきとした犯罪なのである。

突然の横揺れに佐々木はよろけた。近くにいた若い女性にもたれかかる。
このへんは計算である。
彼は既に無意識のうちに人の波のなかから獲物を見定める嗅覚を身に着けているのだ。

比較的おとなしそうな学生を押しのけて、つま先立つことで視界を確保する。
上背のない佐々木にとってそれは辛い作業であったが、やがてそれは報われた。
(ほう……)
思わず舌を鳴らしてから、慌てて周囲を警戒する。
しかし疲れた中年男に関心をむける者はなく、あたりは平穏を保っている。
彼は安心して、“そこに”に導かれた。



しばらくはじっと観察していた。
本人はどちらかというと積極的にアプローチをかけるタイプではない。相手の出方を見て対処するスタイルだ。
かといってそれは決してスマートなものではなく、何度もチャンスを逸してきた。
しかし臆病なほどの慎重さが彼をここまで救ってきたのもまた事実である。

それにしても……。
佐々木は標的を目の前に身震いしていた。
いや、怖気づいていたと言ってもいい。均整のとれた完璧なプロポーションにである。

身長は女にしては高い。小柄な佐々木が見上げるほどで一六五センチぐらいか。
細身で腰高。
背筋をピンと伸ばし、タイトスカートからのぞく曲線はほど良い緊張を保っている。
品がある、というのだろうか。
濃い目のスーツを完璧に着こなした、たたずまいには一部のすきも見当たらない。

車内アナウンスで我に返る。
電車の遅れと到着時刻を告げる声だった。

佐々木は意を決して後方から獲物ににじり寄った。
残り時間はもうわずか。自分が手をこまねけば、たちまち同業者たちが群がってくるだろう。
わずか数センチの距離を置いて密着する。タッチの差で背後に蠢く不穏の気配より先んじた。
細い腰に手を当てた……相手があるか無きかの反応を示した。

手馴れている、そうはいっても緊張の一瞬だ。
息三つ分、我慢してからゆっくりと手を下に滑らせる。
腰の時には感じることのできなかった、わずかながらの体温と肌の質感が脳内に伝えられてきた。
ストッキングの硬質が若干邪魔をするが、みっしりと肉の詰まった臀部は佐々木の手にフィットするようだ。

佐々木は神経を集中させた五本の指を柔肉に食い込ませた。
てのひらを、甲の部分を使って極上の肉をひたすら撫でていく。それは職人が和紙をすく作業にも似ていた。

触診によって探し当てた尻のワレメを優雅ともいえる指の動きでトレースする。
大胆になった手の動きは、スカートの裾を絡めとり早くも内腿に達していた。

女が体勢を崩した。電車がカーブにかかったのである。
佐々木はそれを抱きとめる格好になり、自然怒張したモノを尻に押し付けた。
女は抵抗しないが無反応というわけではない。その豊潤な肉体からは動揺が表れ始めていた。

俄然闘志を燃やした佐々木はその細腰を抱き寄せスカートの脇から手を差し入れた。そして前部分を嬲りはじめる。
わずかに湿り気を帯びた果肉はやわらかく、あまりにも無防備だった。
調子に乗った佐々木は上半身にもその矛先を向ける。

(着やせするタイプだな)
ブラにピッタリおさまったふくらみが、布地越しにもその存在をしっかり主張してくる。
たわわに実った果実を下から押し上げるように揉み、佐々木はその先端を探った。
装飾品からの解放を訴えるかのように突起部分が硬くしこってきた。
ほくそ笑みながら、女の顎を掴むと強引に振り向かせた。


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