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Deriving Story〜遭遇〜
【コメディ 恋愛小説】

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Deriving Story〜訪問〜-3

その後すぐに
「じゃぁ、行ってくるわね」
「留守番頼んだよ」
とお母さんとお父さんの言葉が聞こえた
「は〜い」
と琴美さんの色好い返事も・・・これが宋華の悪魔の本性か!?
「あ、父さんと母さん行くんだ」
「どっか行くの?」
「うん、デート」
ふ〜ん、デートか・・・デート!?
「デート?」
「うん、うちの親仲良いんだよね」
「そ、そうなんだ」
うちの親なんて、家の中で包丁投げ合ってるのになぁ
とか思っていると、
「優希は私以外の人にギュってされたりツンツンされたりしちゃダメだよ」
ドキッ!
私、さっき両方しちゃいましたよね?
「パパとママもダメなの?」
「パパとママは良いけど、義也はダメよ」
落ち着け私!!
確か紅茶には気を落ち着かせる効果があったはず!
コクン
「さっき、真弓おねえちゃんにギュってされたしツンツンもされたよ」
ブッ!
あ、義也くんゴメン、顔が紅茶まみれに
でも、義也くんはそんなこと気にする様子もなく、私のことを震えながら見ている
え、私終わる?

ガチャッ

ドクン!

チラッ

ヒッ!

な、ななな、なにあの笑顔は!
顔は笑ってるのに目からすごい殺気が!!
義也くん助けて!

チラッ

スッ

目そらされた!!
「真弓ちゃん?」
「いいえ!違います!!」
私は全力で首を横に振る
「義也、その子真弓ちゃん?」
義也!

・・・コクッ

あ、うなずいた、生け贄?
あぁ、琴美さんが素敵な笑顔で私に近づいてくる
お父さんお母さん、先立つ不孝をお許しください
願わくば、私のことで悲しみにくれない事を
私は天国から見守っております

そして、義也くん
あの世に行っても義也くんのことは忘れないよ
きっと、うん、必ず・・・呪うからね♪エヘッ

とお別れの挨拶はこれくらいで良いかな
相変わらず義也くんは目も合わさずに震えてるし
一応、悪あがきはしてみるか


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