投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

貴方の妻にしてください
【熟女/人妻 官能小説】

貴方の妻にしてくださいの最初へ 貴方の妻にしてください 10 貴方の妻にしてください 12 貴方の妻にしてくださいの最後へ

貴方の妻にしてください2-3

「やーーん!もう、何よぉ、恥ずかしいってば!」
怒りでも文句でもないが、自然に抗議したくなる。
坂上は立ち上がり、陰毛を隠し押さえていた手を乱暴にのけると自分の手を友紀の股間に割り込ませ、乱雑に探し当てるように指を差し込もうとした。
「いやっ!痛い!何するの!」
何のロマンチックな要素もなくただ全裸にされた友紀のその部分は準備ができているはずもなく、坂上の指すら抵抗して侵入を簡単には許さない。

とっさの抵抗に坂上を突きのけた友紀は胸を両手で抱えるようにして
「ひっ、、ひっ、、くしゅん!! くしゅん!!」と連発にくしゃみをした。
すると、突き飛ばされた坂上が、脱ぎ捨てたカーデガンを急いで拾い、友紀にかけながら抱き寄せた。
「ごめん、、、ごめんな。すみません」
突然、人が変わったように優しく、友紀をソファに腰掛けさせると友紀が脱ぎ散らかした下着を、服を拾いあげて渡した。
「大丈夫?寒い?早く着て。着て、いいよ」
そういうと、自分の顔を両手で覆い、うつむいてソファに座り込んだ。

元通りに服を整えた友紀は坂上の隣に腰掛けた。
「着たよ。優しいのね、徹さん。やさしい徹さんが好きよ」
そういうと、そっと徹の腕に触れた。
徹は、触れられると驚いたようにその腕を振り払い
「ごめん、本当に・・・」とだけ言った。
悲しげな、自責の念の声である。

そんな徹を見ると友紀の心が少し痛んだ。
「大丈夫だってばー」
と笑いながら、振りほどかれた手で今度は軽くパシッと徹の肩を叩いた。
「妻のストリップは・・・どうだった?でも、乱暴はだめだよーもっと、優しく愛してくれなきゃ・・・」
いたずらっぽく、覗き込むように徹に言うと、友紀は立ち上がり
「お腹すいたー。徹さんも食べるでしょ?ごはんにしましょうよ。」 
そういいながらキッチンで下ごしらえしていたチキンライスを暖めて、卵で包みオムライスの用意を始めた。

「ほらほら、出来ましたよ。手を洗ってらして?」
ずっと、キッチンで楽しげに動き回る友紀を見ていた徹は素直に友紀に従って手を洗い、テーブルのイスに腰掛けた。

「いただきまーす」 手を合わせて、ピョコンと頭を下げると友紀は徹に構わず食べだした。
徹もそんな友紀を見て、小さく「いただきます」とつぶやくとオムライスを一口、口に入れた。
美味いともなんとも言いはしないが、口を休むことなく動かして夢中になって食べた。
自分も食べながらチラリと上目に食べっぷりのいい徹を見ると友紀もニコリと満足げに食べた。

食事中にあえて会話はなかった。
ケチャップはかかっているが
「ソースいる?」
「いらない」
「お水がいい?お茶?」
「水でいい」
など、さりげないやり取りだけで黙々と平らげた。

後片付けしている友紀をまた、徹はじっと見入っていたが、友紀にDVDとかゲームとかあるのよ。
と言われて部屋を探索してみようと立ち上がった。

リビングには大きめのテレビがあり、テレビ台の下には映画やゲームの種類も豊かに揃えてあった。
片づけを終えて、エプロンで手を拭きながら友紀がやってきた。

「あんた、こんなゲームなんてするの?」徹が聞いてきた。
「う〜〜ん、、ぷよぷよくらいしか出来ないかなぁ。。徹さんは得意なの?」
「べつに・・・」とは答えたものの、仕事に疲れて帰ってからあえて一人でするとなればテレビかゲームである。
「ぷよぷよ、しよっか?徹さんしってる?」
「テトリスみたいなやつだろ?」
「そうそう!やろやろー♪」 どんな形でも、どんなことでも何かを一緒にするというのは夫婦の親密さの要素でもある。


貴方の妻にしてくださいの最初へ 貴方の妻にしてください 10 貴方の妻にしてください 12 貴方の妻にしてくださいの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前