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堕天使と殺人鬼
【二次創作 その他小説】

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堕天使と殺人鬼--第9話---3

「……加藤、葉太。」
 その沈黙を三木原は二人の名前を呼ぶことで打ち破ると、無表情に顔を作り上げて二人を見た。息を呑む葉太と、同じように無表情になった加藤が、同時に三木原を見据える。
 三木原は、先程とは打って変わった事務的な口調で、告げた。
「確か、大の大人でも入れそうな大袋があっただろう。それにこの死体を詰めてくれないか?」
 加藤が、同じように事務的な口調で答えて来る。
「?あれ?に使うんですね、了解しました。生徒たちには、かなり効果的ですからね。」
「ああ。年頃の女の子の死体を使うのはあまり趣味じゃないけど、止むを得ない。頼んだよ?」
 三木原はそう言ったきり、二人から視線を逸らす。三木原を黙って見据えていた加藤がはっきりと頷いたのに続いて、葉太も慌てて首を縦に振ったが、三木原には見えなかった。葉太は咄嗟の出来事で言葉にならなかったようだった。しかしそれは決して重要なことではなかった。

 三木原は再び胸ポケットから煙草を取り出すと、火を付けて大きく吸い込む。煙を吐きながら、彼は誰に聞かせるでもなく、呟いた。


「さあ……ゲーム、スタートだ。」





【残り:三十七名】


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