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一ヶ月の距離
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一ヶ月の距離-1

いつからなんだろう…寂しいと思い始めたのは。いつの夜からだったのだろう…寂しくて泣きながら夜を過ごすようになったのは。。。今はもぅ分からない。私はもっとそばにいて欲しかっただけなのに…。

ある夜、一年一緒にいる彼氏の剛毅とケンカをした↓ケンカの内容はちっぽけな物。
「体調の悪いときぐらい顔見せてくれてもいぃじゃない!…私だって寂しくなるときだってあるんだょ…」
もっとかまって欲しかった。付き合った当初はよく泊まりに来てくれたり、夜お互い仕事が終わった後、遊びに連れて行ってくれたりもしていた。しかし、気付けば半年記念を過ぎた頃から段々その回数も減り週一回会うか会わないかまでにもなっていた。会話もスキンシップも何もかもに寂しさを覚えそれを必死に自分の中で消化していった。彼の負担になりなくなくて、彼の理想になりたくて。…何より我が儘を言って彼に嫌われたくなくて…けれど限界だった。寂しくてもっと一緒にいたくて…甘えたくてもっと声が聞きたくて…もっと必要とされたくて… それがついに爆発してしまったのだ。私は彼を責め立てた。今まで我慢してきた事、全てぶきまけていた。電話ではらちがあかないと彼が直接話そうと切り出して電話を切った。

数分後、彼が車をとばして来てくれた。一週間ぶりの再会だった。
「何で急にあんな事言ぃ出したの?由美らしくもなぃ」
私らしいって何?
「俺だって忙しいんだ。そんなにここには来れないよ…体調悪いときぐらい来いってゆーのも分からなくはないけどさー」 分かってくれてないよ…「今日みたく急に言われても…」
限界だった。。。
「寂しいって思うことはそんなに悪い!?もっとそばにいて欲しいとか、もっとかまってほしいとか…彼氏にそれを求めるのはそんなに悪い事なの!?」
言葉は止まることを知らないかのように私の口から流れ出ていった。
「会社の人と飲みに行ったり友達とご飯行くのってそんなに大事!?ここ最近…ううん…半年過ぎてから剛毅変わったよ。私のこと見てくれなくなった…いつも私以外を優先して私はいつも後回し…どれだけ寂しかったかわかる!?どれだけ我慢してたか分かる!?私はそんなに強くない!もぅ全部一人で抱え込むの辛いょ…苦しいょ…助けてょ…」
最後の方は泣きながら声になってない声で必死に叫んでいた。今まで胸につかえていた物が一気に溢れ出した。
長い長い沈黙が続いた。私はずっと床を見て泣いていた。ここまで言ってしまったらきっともぅ…私達は終わってしまう。自分の中でそぅ考え始めるとまた涙の量が増えた。
長い沈黙の末、彼が口を開いた。
「ごめん、お前にだいぶ無理させてたんだな…ほんとにごめん…ただの言い訳だけど俺お前に甘えてた。多少放置してもお前何も言わねーから。心のどこかでかまってやらなくても後でご機嫌取っときゃいーやって思ってた…ほんと最低だよな,俺って…」
この一年、私は剛毅にとってどんな存在だったのだろう。。。いてもいなくてもこの人にとって何も変わらないよぅな存在だったのだろうか…
「…ねぇ、私は剛毅にとって何だったの?ただ我が儘を聞くだけの存在?いてもいなくてもいぃ存在?今の話聞いてると分からないょ…」
ほんとに分からなかった。今まで自分が我慢してきたことの意味が…
「大切な彼女だよ。それは変わらない。」
彼は私の目を見て言った。涙があふれた。
「けど………」
彼の目がそらされる。不安を覚えた。
「けど、って何?」
「俺、お前を大事にしようって気持ちが減ってきてる。だから今回もこんな扱いしかできなかったんだと思うんだ。」
彼は申し訳なさそうな目をして、しかし、はっきり私の目を見て言った。涙が止まらない…
また、長い沈黙が続き再び彼が口を開いた。


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