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ヴァンパイアプリンス
【ファンタジー 官能小説】

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ヴァンパイアプリンス7-8

「やッ…イっちゃうから…宏樹ッやめてッ」
とめどなく与えられる刺激に、月下は我慢の限界。
「何で-?」
宏樹はさっきの月下と同じように不満顔だ。
「あたしも…宏樹と一緒に気持ち良くなりたい…」
月下は宏樹の頭を、自分の方にグッと引きよせた。
「月ッ…」
チュッ
軽く触れるだけのキス。
「…きて」
月下は股を開く。
「うん…」
チュクッ…
宏樹は月下の入り口に、自身をあてがった。そして、ゆっくりと中へ中へ進めていく。
「ん〜…」
呻きに近い声が月下からもれる。
「も…っとぉ…」
頑なに目を閉じていた月下の目が、薄く開いた。
「宏樹…もっと…中まで…」
長い睫の下で快楽に染まる瞳。
ほんの一瞬目があっただけで、宏樹はドキドキした。
その顔で軽く出そうになった事は嘘ではない。(秘密だけど。)
「ッあぁッ…ふぁッ…いいッん…ソコッいい…」
月下はいつもからは予想できない程、有り得ないぐらいよがる。
「ここ…?」
「はぁんッ!!そ…うッいい」
自分から快感ポイントなど言うほど、セックスに積極的な方ではなかったのだが…と宏樹は思った。
「…AVごっこも…たまにはいいか…」
男とは矛盾な生き物だ。自分でも宏樹はそう思った。
「ん〜〜ッ」
月下は声にならない声で絶頂が近い事を宏樹に伝える。
「イっちゃ…うッ宏樹ッ」
月下は宏樹の手を握りしめた。
「いいよ…イって」
宏樹は月下にキスを落とし、ラストスパートに激しく腰を動かし始める。
「はぁッあッあ〜〜ッ…」
月下の体が中からぎゅうっと縮む。
「あぁッ!!」
宏樹は全てを搾り取られるのではないかと思った。
「くッ!!…すッごいッ」
自分の中から放出される精子が月下の中に全て吸い込まれるような…それこそ、月下と自分が一つに合わさってしまったような感じがした。

「…よ…かった…」
宏樹は月下の中から宏樹自身を抜く時、ちゃんとその存在を自分の目で確認するまで安心出来なかった。笑
「溶けてない…」
宏樹はほっと胸をなでおろし、月下の隣に体を横たわらせる。
「…。」
まだ息が荒い月下に目を移した。
「今日は…積極的だったね…」
月下が風邪をひかないようにと、宏樹は自分の方へ月下を引き寄せる。
「ね〜…。自分でもびっくりだよ…。」
本人が一番驚いていたようで、月下は苦笑を浮かべていた。
「何か…まだまだ俺の知らない月下がいそう…」
宏樹は月下の新たな一面に出会った気がした。遠い目をして、しばし感傷に浸っているようだ。
「よし!!」
急に何かを決意したように、宏樹は目を輝かせながら言った。
「何…?」
こんな時の宏樹は、ロクな事を考えていない…月下にはわかっていた。
「ふ-ふ-ふ-…」
ドラえもん笑いの宏樹。月下は宏樹から少しずつ遠退く。笑
「これから、新しい月下を開発していこう♪色んな事、試そうね♪」
「ふぎゃ!!」
宏樹は月下を連れ戻して、笑顔でプランを語った。
「○○○○で〜×××な事とか…あ、×××も開発していこう!!」
「いやぁぁぁあ〜ん」

このあと、第2ラウンドが始まった事はいうまでもない。
明日から楽しい楽しい冬休み。

〈完〉


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