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伊藤美弥の悩み 〜受難〜
【学園物 官能小説】

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恋人達の悩み 〜Obstacle Girl〜-13

「…………あ。」
それで、美弥は我を取り戻した。
「僕が気色悪いのは、美弥以外の女の子に触られる事だ」
二の腕をさすりながら、龍之介は言う。
「美弥以外の女の子に触られるとさぶイボは出るジンマシンは出る吐き気は催す……昔、実際に吐いた事すらある」
美弥は龍之介に触れた。
「美弥……」
それだけで、悪寒も吐き気も何もかもが治まってくれる。
「僕はそういう男なんだ。美弥以外の女の子は生理的に受け付けないんだよ」
しばらくして、瀬里奈は叫んだ。
「……信じられる訳、ないじゃないっ!」
「そんな事言われても……実際に美弥以外の女の子と付き合う事なんて具体的に考えたら、未だに卒倒しそうになるし……」
「じゃあ、試させて!あたしにあなた達のその結び付きがどれだけ強いのか、見せてよぉ……!」


「…………どーしてこうなるんだろーか……?」
龍之介は、ぽつりと呟いた。
ジンマシン・悪寒・頭痛・吐き気・意識混濁・勃起不能。
引き起こせるあらゆる手段で、目の前の女の子を拒否する体。
美弥の事しか、欲しがらない体。
恵美の時も、そうだった。
恵美が何をしても気持ち悪いばかりで鳥肌が立ち、お尻に指を突っ込まれて前立腺マッサージを受け、無理矢理勃たされたのである。
「それなのにどーしてこー……襲われるんだろーか……?」
龍之介は視線を落とし、肉棒にむしゃぶりついている少女を見た。

くぷっ、ちゅぷっ

龍之介の前にひざまづき、懸命に奉仕する少女。
それは伊藤美弥ではなく、笹沢瀬里奈だった。
「……う゛〜」
唸り声を上げ、耐え切れなくなった龍之介は瀬里奈を引き剥がす。
「分かったろ?僕は美弥以外の女の子じゃ勃たないんだってば」
唾液でぬめった肉棒は、反応すらせずに……いやむしろ、平常時より縮こまっていた。
『ほんとに伊藤さん以外を受け付けないのなら、あたしが舐めても勃たないでしょ?』
十分程前にそう言って果てしなく強引かつ無理矢理に美弥から龍之介を借りてこんな事を仕出かしただけに、瀬里奈は納得せざるを得ない。
「高崎君……」
申し訳なさそうに声をかける瀬里奈へ、龍之介は冷たく言い放った。
「……風呂借りる」


やたらに広いバスルーム。
シャワーの前で、龍之介は自身の肉筒を丁寧に洗っていた。
瀬里奈が舐めたと思うと気持ちが悪い。
「う〜……!」
皮膚が破けて出血する程にわしわし洗っていると、背後でドアの開く音がした。
「龍之介……」
「美弥!?」
驚いて、龍之介は振り返る。
裸体にバスタオル一枚を纏った美弥が、出入り口から顔を覗かせていた。
バスタオルの丈が、いやに短い。
「洗ってあげる」
美弥は龍之介の傍まで来ると、屈み込んで肉棒に触れた。
「龍之介……駄目だよ、こんなの……」
美弥は顔を近付け、僅かな出血を見せる部分に舌を這わせる。
「みやっ……!」
「私が洗うね……あ、お風呂場にいるから洗うのよ?汚れてないのに清めるなんて器用な真似、できないもん」
そう言って、美弥は龍之介を口に含んだ。
「っく……!」
熱い感覚が背骨を滑り落ち、股間に血液が流れ込む。
ちろちろと舌が蠢いて、カリを優しく撫でた。
「っあ……!ふ、あぅ……!」
たちまち、龍之介の臨戦体制が整う。
「ん……」
指の腹で先端部を優しく撫でながら、裏筋を舌で舐め降りる。
「み、美弥っ……!っあ……!」
肉棒に比例してやっぱり巨きな淫嚢を一つずつ舐めながら、棹を手でしごいて刺激する。
「っくう……!」
ホテルのお約束として風呂用の椅子は中央のえぐれたいわゆるすけべ椅子なので、美弥はそこから手を伸ばして龍之介の菊門を……さすがにいじりはしなかった。


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