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あるおとこの初恋
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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あるおとこの初恋-1

小さな小さな虫にも命があるように


こんな僕にも
人を
好きになる感情があった


暗く荒んだ僕の心を
月のように優しく照らした君の笑顔が好きになった


薔薇には棘があるみたいに

「好き」という感情には
やはり屈折した醜い感情も伴うもので


僕はどうにかなってしまいそうなくらい
君のことばかり考えている


あの空の飛行機雲のように
「好き」という感情が
芽生えてはやがて消えていくものならいいのだけど


それはアスファルトに咲くたんぽぽのように

僕の心の中で
息吹いてなお力強く成長していた



混沌とした世界の中で

人を好きになる余裕なんて持ち合わせていないはずなんだけど

もうこれは

僕の中に居場所を無くてしまったみたいだ



溢れかえりそうになるそれを抑え込む力が

僕にはもう残っていない



これが「恋」というならば
僕は恋に負けてしまったんだろう




こんな僕の言葉ですが

受け取って下さい



「君が好きです」





君の光を奪ってしまっていないか恐くて

僕は
顔を上げることができないでいる


君が手を差しのべてくれるまで

僕は
歩き出せないでいる


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