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ふたり
【幼馴染 恋愛小説】

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ふたり【ユキの答え】-2

『大好きだ。……世界で一番。』


………え?


「いち…ばん?」


『いちばん。……誰よりも、俺はエリカのことが一番好き。』


……う…そ…?


「ほん…と…?」


『……ほんと。』


「うそじゃ…ない…?」


『うん。……エリカが好き。』




「…ふぇっ、えっ」

……うれしいよぉ

「えっ、えぅっ」

……おかしいな……。
……嬉しいのに、涙が止まんないや……。

「うっ、ふぇっ、ふぇぇ……」



今までで一番、幸せな涙。
これなら、どれだけ流してもいいと思った。

あたしは、子どもみたいに声を上げて泣いた。



「ゆっ、ユキっ、もう一回っ、言って?」


『……なんて?』


「……あたしはっ、ユキのことがっ、……好きっ。大好きっ」


『……俺もエリカのこと大好き。』



「うっ、うぇっ、ふぇぇぇん………」



あたしは泣いた。

とにかく泣いた。


人って、幸せすぎると泣いちゃうのかな。

ユキの言葉を絶対に忘れないように、

あたしは
いっぱいいっぱい泣いた。


【ユキの答え】
終わり


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