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きみのとなりへ
【純愛 恋愛小説】

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きみのとなりへF-2

「あの先輩、沙癒ちゃんとどういう関係なの?」
「えっ?」
「あ、いやいや、なんか親しげだったし、呼び捨てで呼んでたから…。」

ヤバい。詮索したみたいかな。

「ただの先輩だよ。サークルではみんな呼び捨てで呼び合うから。だから、えっと…なんでもないよ!」
「そ…そっか…。」

うわ〜、僕の気持ちバレバレかなぁ。恥ずかしくて、沙癒ちゃんをまともに見れない。

「部屋とれたよ〜。707!行くよ〜。」

僕らは部屋に向かった。恥ずかしくて、沙癒ちゃんから少し離れて歩いていると

「一平くん!」
「あ、薫ちゃん。」
「沙癒はかなりニブいから、頑張ってね!」
「えぇっ?!」

薫ちゃんは僕の背中をポンポンッと叩いて、スキップしながら部屋に入っていった。
ぅあ〜、そういうことされると、沙癒ちゃんと話しづらくなるじゃないかっ!

当たり前のように、薫ちゃんと誠二が隣に座ってたので、僕は渋々(?)沙癒ちゃんの隣に座った。

一応マイク練ということで、僕と誠二が主に歌ってた。沙癒ちゃんは楽しそうにリズムを取りながら聞いてくれる。ん〜テンション上がる!

「私、トイレ!」
「あ、俺も。」

一段落ついたところで、誠二と薫ちゃんはトイレに立って、沙癒ちゃんと2人っきりになった。


「誠二と薫ちゃんって仲良いよね。」
「なんか性格が結構似てるもんね〜。」
「付き合っちゃえばいいのに!」
「アハハ!でも薫ちゃん、彼氏いるから。」
「え?!そうなん!なぁんだぁ〜、つまんない!」
「アハハ!」
「……沙癒ちゃんは、いるの?」
「え?」
「その…彼氏…」
「あ、私はいないよ。」
「え!あ、そ、そうなんだ!じゃ、じゃあ…」
「「ただいまぁ〜!」」
「「うわぁ!!」」

誠二と薫ちゃんの突然の帰還に、僕らは二人して驚いてしまった。

「なぁに〜、二人とも!私達のいない間に…」
「ばばば、ばか、薫ちゃん!なんにもないよぅ。」
「そそそ、そうですよぅ!」
「あんれ〜?一平、焦りすぎて敬語になってっぞ!」
「うるさい!だまれ、誠二!」

二人にからかわれ、僕も沙癒ちゃんも顔が真っ赤になってしまった。

それにしても危なかった!誠二達が入って来なかったら、僕は何を言うつもりだったんだ!………自分が怖いぃぃ。


3時間歌って、僕らはカラオケを出た。

「うぉっ、暗い!」
「本当やん!」
「お腹空いた〜!!」
「ほんとね〜!もう夕飯の時間やん。」

すると薫ちゃんが、「ねぇねぇ、今日沙癒ん家で夕飯食べてもいい?」
と言った。

「うん、いいよ〜。」

それを聞いて誠二がすかさず
「ハイハイ!俺も俺も!」
と言った。


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