投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

*HeartBreak...of..*
【学園物 恋愛小説】

*HeartBreak...of..*の最初へ *HeartBreak...of..* 1 *HeartBreak...of..* 3 *HeartBreak...of..*の最後へ

*HeartBreak...of..*-2

「一人の係は…社会係だな、え〜と藍沢、よろしく。」

…そしてこれが杉浦との出逢いだった。
彼と係をやることはその時の私にとって拒む必要もなかった。

「…はい。」

返事をした。

これがその後の私にとって大きな影響を及ぼすとは思っても見なかった…。


私は係の掲示の書き直しを担任に頼まれたので放課後残って書くことにした。もちろん…転校生も一緒に。

書くことは
・社会係のメンバー
・仕事内容
・目標
だった。

担任からは今日中と言われたのでやるしかない。

そして放課後の教室で二人だけになってから作業を始めた。

「あの…杉浦さん?」
私はメンバーのところに名前を書いて貰うため杉浦さんを呼んだ。
「…同い年なんだから…杉浦でいいよ。」
転校生はすぐ答えた。
「わかった。杉浦…でいいのかしら?」

私はペンと紙に少し力をいれてしまった。
紙はクシャと小さく音を立てて私のどうしようもない恥ずかしさを物語っていた。

男の子に「さん」を着けないで呼ぶなんて小学生以来だ…

…天宮和人以外。


「あぁ。それで…」


「じゃっじゃあ早速だけど!ここに名前を書いて。」


そして無事提出。
この日は楽しかった。誰よりも先に杉浦を知った気がして。


それから一週間くらい経ったころ。
私は放課後に職員室に行った。先生に用があったから。
用事が終わった頃

職員室の隣にある音楽室から私の好きな曲が流れていた。


興味関心があっただけなのかも知れない。

だけどはやる心が止まらなくて私は音楽室のドアに手をかけた。

すると杉浦が一心不乱にピアノを弾いていた。
大好きな曲…だけど名前を知らない。

私は最後まで聴いてから帰った。

次の日もその次の日も杉浦はピアノを弾いていた。
私は毎日放課後に音楽室に行って杉浦を見ていた。
この部屋には彼の音以外何もない。
澄みきった音。

それだけ。
羨ましい。

私のいる吹奏楽部にでも入れば良いのに…

けれど前に誘ったとき入らないと彼は言っていた。

その時突然ピアノの音が止まった。


*HeartBreak...of..*の最初へ *HeartBreak...of..* 1 *HeartBreak...of..* 3 *HeartBreak...of..*の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前