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ヴァンパイアプリンス
【ファンタジー 官能小説】

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ヴァンパイアプリンス8-4

―…
「…んッあ…」
ベッドに沈むや否や、2人は激しく抱き合った。
「あ…やッ」
「嫌じゃないくせに…」
宏樹は苦笑しつつ、月下の中に埋めた指を動かす。
「何でこんなに濡れてんの…?」
「ぅあッ…ん」
「ねぇ、何で?くわえながら想像してた?」
「ッあ…うんッ…こ…んなに大きいのがッ入るんだなッ…てッ」
月下はシーツを握り締め、声を絞り出すように言った。
「…ッ」
宏樹は…照れた。
「…本当、どうしたの?今日…」
宏樹はくぃッと指を曲げる。
「ひゃッ…!!」
月下の身体がギュッと縮み、それに伴い膣が収縮した。
「イった?」
月下は息を荒くし、顔を赤くしながら、頷いく。
「宏…樹ッも…いれてッ」
月下は宏樹の腕を掴んで、そう言った。
「うん…」
宏樹は苦笑して、月下の陰部に自身をあてがう。
「何か今日、月下気絶しそうで怖いな…」
「ッん…」
子宮はスムーズに宏樹を飲み込む。
「ッあんッあ」
ゆるゆると動くだけで、月下は喘ぎよがる。
「ッん…」
室内は2人の荒い息と水気を帯びた音だけが響いていた。
「月…下ッ」
「ひゃ…ッイっ…よぉッ」
月下は宏樹に足を絡ませる。
「あんッ…もっと…奥にッ…」
宏樹はぐっと奥まで沈めた。
「ッあぁッ…」
「宏樹ッも…イきた…いッ」
「う…んッ俺も…ッ」
「あッあぁッ…んぁッ」
甲高い声が響いたかと思うと、月下の身体がびくっと痙攣した。
「…くッ」
宏樹も月下の締め付けで、月下の中に白濁を流し込んだ。
「はぁッはぁッ…」
宏樹は月下の隣に身体をおろす。
「宏樹…」
まだ肩で息をしている月下は、宏樹にひっつく。
「…今日、月下大胆だね。」
「う…ん。何か映画見てたらムラムラきた…」
「…マジか。」
「まじまじ。女にだって性欲はあるのよ」
「何か今日は俺が月下に食べられたみたいだね」
「…しっかり食べたくせに」
「ははッ、違いないや」
宏樹は月下を引き寄せた。
「月下、クリスマス…楽しかった?」
「うん。勿論。宏樹は?」
「楽しかったよ。」
「今度はさ、お家でゆっくりしたいね。」
「そうだね。」
たわいもない会話にお互いの体温が溶け合って、どうしようもなく幸せな気分になった。
「クリスマスじゃなくてもさ、宏樹といるといつも楽しいよ。」
「…誘ってんの?」
「誘われたの?」
「…いただきます」
「ふふ」
月下は確信犯だと思う…それに気付いたクリスマスイブだった。


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