投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

今夜降る奇跡の下で
【純愛 恋愛小説】

今夜降る奇跡の下での最初へ 今夜降る奇跡の下で 4 今夜降る奇跡の下で 6 今夜降る奇跡の下での最後へ

今夜降る奇跡の下で-5

長い時間考えた結果が、この手紙です。私はあなたが大好きで、きっとこれからもそれは当たり前のように色あせなくて、魔法みたいに続いていくから今の私があるんだ。そしてこれから、それを証明するために、今の自分が存在しているんだ。そう思いました。秋良が、この手紙を目にするのは多分、クリスマスイヴの頃だと思います。ひょっとすると、私の方が少し早くそっちに到着してしまうかもしれない。イヴの晩、私はあなたに会いにいきます。
自分の想いを、自分の言葉で伝えるために。もう逃げたりしない。
あなたが、好き。大好き。こんなに傷つけてしまって、いまさらのこのこ現れて、そんなこと言われても困ると思うだろうけれど。でも、伝えるだけ伝えたい。この気持ちが一片の偽りもない、真実だということを。
イヴの晩。神様のくれた奇跡の下で、もしもあなたがもう一度だけ微笑んでくれるのなら。 私は、もう何も望んだりしないから。

杉浦 紅葉


今夜降る奇跡の下での最初へ 今夜降る奇跡の下で 4 今夜降る奇跡の下で 6 今夜降る奇跡の下での最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前