投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

淫魔戦記 未緒&直人
【ファンタジー 官能小説】

淫魔戦記 未緒&直人の最初へ 淫魔戦記 未緒&直人 1 淫魔戦記 未緒&直人 3 淫魔戦記 未緒&直人の最後へ

淫魔戦記 未緒&直人-2

神保家は平安時代から続く名家である。
開祖は陰陽寮の実力者が育て上げたエリートで、当時は大活躍をした……らしい。
その辺は直人もしっかり説明してくれないので、あまり良く分からないが。
とにかくその開祖は、世代を重ねるごとに薄まっていく血の繋がりによっていつか日本の霊的防衛力に致命的なダメージをこうむるのでないかという危惧を抱いていた。
そこで開祖は常日頃から子孫を見守り、血が薄まって来るたび魂の一部を分け与えて神保家の霊的資質を一定に保つようにしているらしいのだ。
魂の形の違いに比べれば肉体の形の違いなど、些細な……いや、取るに足らない事だという。
直人はその開祖の魂を受け継ぐが故にこの若さで神保家の当主であり、優秀極まる霊的資質を生まれながらに備えているのである。
一方の、未緒は。
これもまた、人様には言えない特殊な生い立ちを背負っている。
その生い立ちは後述するとして……。

食事を済ませ、後片付けをしている未緒の背後から、直人が抱きついてきた。
「あ、まだ……」
手に洗剤がついているので、押しのける事もできない。
それをいいことに、直人は乳房に手を伸ばしてくる。
ブラジャーの上からでも分かる手に慣れた柔らかさに、直人は微笑む。
「んっ……」
乳首をつままれ、未緒は身をよじった。
大人の手にも余る大きさのそれは自在に形を変え、直人を楽しませる。
「や……!」
未緒はぷるぷると首を振る。
乳房をやわやわと揉みしだきながら、直人は未緒の耳元で囁いた。
「寝室、行こうよ」
「でも、シャワー……」
歯も磨いていないし、体だって汚れを落としてからにしたい。
その訴えに、直人はうなずいた。
そして、いたずらっぽく囁く。
「じゃ、一緒に入ろうか?」
未緒は……こくんとうなずいた。
これから始まる事への期待感で、頭が蕩けてしまいそうだった。


淫魔戦記 未緒&直人の最初へ 淫魔戦記 未緒&直人 1 淫魔戦記 未緒&直人 3 淫魔戦記 未緒&直人の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前