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end
【エッセイ/詩 恋愛小説】

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end-1

ついに見てしまった

あなたと
あなたの彼女が一緒にいるところ


今まで
一度も見たことがなかった
あなたのその姿…
でも、私は見てしまったの


ただでさえ学年が違って
なかなか見るということが出来なくて
全校集会のたびに
あなたを探してた
そしてあたしは
必ず
あなたを見つけることが出来たの
『何も』することが出来なくて
今の私には
『何か』することが許されていなくて
ただただ
遠くから見つめることしか出来なかった


そんなとき
部活中にあなたを見つけたの
また私はあなたを目で追っていた
あなたは部活が終わった後で
ひとりでバスケをしていたね


そこに…あの人がきたの

笑顔で話す二人
そして
雨に濡れたあの人を
大切そうにふいているあなた

胸が…痛かった…


頭の中で
なにかが壊れていくのがわかった
きっとそれは…
あなたに対しての
『僅かながらの期待』…



今日やっと
あなたからのメールを
すべて消すことが出来ました
嬉しかったメールも
何度も伝えた気持ちと
いつも同じ返事も…

ケータイのメモリから
あなたの名前を
消しました
もう
声が聞きたくなっても
あなたに電話することは
ありません


私は…
あなたを忘れなければならない
なぜなら
あなたはもう
私の『彼氏』ではないから

この恋は
片思いさえも許されないの
だから…私はあなたを諦めます

あなたの彼女と…
あなたの1番大切な人と
幸せになってください
大好きでした…


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