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「水面に浮かぶ月」
【ファンタジー 官能小説】

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「水面に浮かぶ月」-3

「悠二・・だめ・・おかしくなっちゃうよぉ・・。ぁん・・だめぇ・・・。」
「おかしくなっていいよ。」
そう言った悠二の指と舌の動きが激しくなってますます追い討ちをかけられてしまう。
ずちゅっずちゅっぐりゅっ
じゅるっちゅうううっ
中を指で激しく抉られ、パンパンに腫れ上がった突起を思い切りよく吸われるとそこで私の意識は白く染まった。
「あ・・あああん・・・ああああっ!!!」
自分の体が震えていることすらわからない。私は、真っ白になって悠二の顔に思い切り潮を吹きつけながら絶頂に達した。
「く・・あ・・・。」
大きく荒い息をつく私の上に悠二が覆い被さってくる。私のいやらしい液がついた唇を男っぽくぐいとぬぐうとそっと私の額に口付けた。
「水美が欲しい・・。」
悠二の囁きに知らず私は手を伸ばした。悠二の首に腕を巻きつけて引き寄せるとまだいやらしい香りが漂う悠二の唇に口付けた。
あ・・恥ずかしい・・。
自分で自分の液を舐める形になってそうは思っても、もう止められない。私は激しく舌を絡ませる口付けの隙間から悠二にせがんだ。
「お願い・・・欲しいの・・・頂戴・・。」
「水美のえっち。」
からかうように言われて私の頬が羞恥に熱くなる。
それでも仕方ない。実際に欲しくて仕方ないんだから。
くちゅ・・・ず・・・・
「あぁ・・・。」
ものすごい圧迫感を伴って悠二のおち○んちんが私の中に分け入ってきた。それを浅ましく締め付ける私の襞。湧き出る泉を感じて恥ずかしくなる。
悠二ももちろんそれを敏感に感じ取ってくすりと笑うと私の耳に囁いた。
「すごい。まるで水美に食べられてるみたいだよ。きゅうきゅう締め付けて・・・いやらしいお汁が後ろまで溢れてる・・。」
「あ・・やだ・・言わないで・・・。」
恥ずかしい。恥ずかしいけれどもっと欲しくて自然と私の腰は揺れるように動いた。
それを察知した悠二の腰がゆっくりと、でも大きなストロークをもって私の中を抉るように突き始めた。
「あ・・あああっ・・・ん・・・。」
後はもう、恥ずかしがっている余裕なんてなくて。
くちゅ・・ぐちゅ・・・ず・・ずりゅ・・・っ
ちゃぷ・・・・ちゃく・・・
いやらしく襞を抉られる音と小さな小波の音。それと悠二の息遣い。
耳に飛び込んでくるそれらの音と襞を抉られる快感に酔わされるように体が震えた。
「あ・・ああん・・いい・・・いいのぉ・・・。」
「水美・・君の中・・気持ちいい・・・。く・・。」
優しい優しい悠二の声。私は悠二の背中に縋りつきながら知らず腰を振って悠二をもっと奥へと受け入れようとしていた。
「悠二・・悠二・・・。」
奥までいっぱいに満たされて、それがまたぎりぎりまで出て行く。また激しく奥まで突き上げられて体を震わせられ、力いっぱい抱きしめられることの繰り返し。
ずんずんと背筋に響くような快楽に私の襞はもうぐちゃぐちゃで、悠二を片時も逃すまいと食い締めるほどに締め付けているのがわかった。
奥まで受け入れる私の中はもう、蕩けそうなほどに熱く、わけがわからないほどの快楽に私はすすり泣きながら悠二にすがり付いていた。
もう、限界が近い。
「もうだめ・・。だめなの・・悠二・・。」
「水美・・。」
悠二がうめくように私の名を呼ぶと不意に、中に入った悠二が大きくなったように感じられた。悠二の限界間近の合図。
大きく膨らんだそれに中を擦り上げられて私は否応なしに高みへと押し上げられた。
「あ・・・あああっ・・だめっ・・だめぇ・・・っ!!!」
「水美・・っ・・いく・・っ・・・。」
私の切ない叫びと、悠二のうめきはほぼ同時で。
次の瞬間、悠二の熱いもので体内が満たされるのを感じて、私は意識が真っ白になった。
一月に一度の逢瀬。
これが、最後の幸せな逢瀬になった。


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