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特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』
【学園物 官能小説】

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特進クラスの期末考査 『淫らな実験をレポートせよ』act.4-11

「……出来た」
上目遣いの桜が可愛い。自分の雄芯を掴んでいるのと反比例していやらしくもあった。

ギュッと抱き締める。
桜を床に横たえて、その上に矢田が覆い被さった。
唇を重ねる。舌が絡まる。視線も絡まる。
矢田の雄芯が、蜜壺にあてがわれた。

「…桜ちゃん。呼吸、忘れてる」

ハッとして矢田を見上げると、困った様に笑っていた。
「あ、あたし……」
桜の声が震えていた。
「ん?」
「……あたし、その…は、は、初めてで」
語尾が早口で、桜の緊張が手に取る様に分かる。
「……」
「だから、その………」
「……」
「その……その……」


「好きだよ、桜ちゃん」

……矢田はどうして……

「…あたしが言いたい事、分かっちゃうのよ」

矢田が笑う。桜も笑った。
矢田は自分の事を全てお見通しだなんて、ずるい。
桜は幸福な悔しさを思う。
そう、矢田の視線は全ての始まりだ。
自分をとろとろにするスイッチだ。
囁きは呪文を唱える様に身体を翻弄し、指先は触れた箇所から魔法の様にとろけてしまう。
ずるい、本当にずるい男だ。あたしをこんな気持ちにさせて。
……ずるくて。
だけど、そんな矢田だから…

…物凄く、好き。


ひとしきり唇を重ね合うと、矢田の指が蜜壺を開いた。
好きの気持ちが溢れて、桜のそこもとろとろだった。
ゆっくり雄芯が入り込んでいく。奥へ奥へと突き進む度に、余計な蜜が隙間から外へと追い出される。入口を支えていた矢田の指さえも濡らした。
「噛んで良いよ」
また唇を噛んでいた桜を自分の肩へと誘導する。
本当につらいらしく、黙って肩を軽く噛んだ。ピリッとした痛みはあるが、桜の胎内で起こっている痛みが解らない自分だ。肩を噛まれる事くらいどうって事無いだろう。

…っぷぷぷぷぷ

雄芯の全てが入り終わると、桜の目尻に涙が浮かんでいた。
「ごめん、抜く?」
ブンブンと頭を振って拒否する桜。
「あたし、しょ……しょ、処女膜無いのッ」
涙の粒を大きくして桜は口元を押さえた。

「……は、い?」

「…お腹にボールがぶつかった事があって……その時、血が……」
一瞬、ぽかんとした後、矢田は眉を下げてクスクスと笑った。
「な……笑ってっ」
「ごめんごめん。だって、何を言い出すかと思ったら…っくくく、んな事で」
あーもーダメ、とゲラゲラと笑い出す矢田を尻目に、桜は頬を真っ赤にして困惑した。
「だって、あたし処女じゃ無いんだよ!?」
雄芯が入ったままだと言うのに、この緊張感やムードの無さ。ひとしきり笑った矢田は、破顔したまま桜のほっぺたをむにゅっとつまんだ。


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