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「雨のち虹」第2話「ヒーロー・andブラッククロス」-11

ハイエナとは少年の
父親の通り名だ

彼の能力の高さが父親にも劣らぬ物だった
事が証明されたと同時に彼が復讐者になって しまった事に残念な
気持ちを感じずには
いられない


これが記事の内容だった‥

『過去』

私はびっくりして
しまう、
何かの間違えじゃないかと思った

「あの先輩にこんな‥お母さん、亡くしてたんだ‥」

先輩の悲しみを想像
すると、涙が出そうになる
涙腺が緩むのを自分で感じた‥
先輩の過去を知った上で先輩の言った言葉を思いだすと、説得力がます
だから私の心が読めたんだろうか‥?

「すずめ!どうしたの!?大丈夫だから泣かないで?ね?」

「な‥泣いてないよ‥ただ、先輩の気持ちを考えると、悲しくて
それより本当に‥先輩の事なんですか?
これ」

まだ私は若干信じきれてなかった。佐々垣先輩に問うと彼はうなだれて応える

「うん‥ここらの街で探偵してたのは空の
お父さんだけだからね‥この街の人は殆ど
知ってる。聞いた事ない?」

「いえ‥聞いた事ないです」

先輩がハイエナと呼ばれる理由はわかった
が、ハイエナという
探偵事態は知らなかったし先輩の事情も全く知らなかった

「それより、蛍ちゃんの聞きたい事って
なんなの‥?」

いまいちそれが分からない、先輩の過去ならもう分かってるのに‥これ以上なにを‥

疑問に思っていると蛍ちゃんは立ち上がって私じゃなく佐々垣先輩に向けて続けた。

「お願いしといてなんですけど、
私は先輩がまだ信じられません、私が聞きたいのは先輩がどんな
人間なのか、安全なのか‥出来れば人格を含めて説明して下さい」

そして一息ついてから申し訳無さそうに続けた

「失礼は承知です
でもすずめは私達の
大事な友達なんです
だから私自信知っときたいんです‥!」

「僕からも、お願いします!僕は先輩を信じてますけど‥安心する意味でも先輩を理解する意味でも出来れば聞いときたいんです‥」(明

「‥二人とも‥」

二人がこんなに私の事思ってくれてたなんて思いもしなかった‥


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