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habitual smoker
【学園物 恋愛小説】

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habitual smoker 2-2

『またな。』


彼はそう言った。小さく手を振って。


だからきっと会えるんだと、私は思ってる。根拠も約束もないけれど。
『さよなら』じゃなくて『またな』だったんだから。


まっつんが大学受験を諦め就職を選んでいたと知ったのは、彼の卒業式の日だったっけ。彼の担任が、そう言っていた。
卒業式、私は一生懸命彼を探したんだ。校内も、体育館も、グランドも。…屋上も。
結局、彼を見つけることは出来なかったけれど。




あれから1年が過ぎて、私は地元を離れた。今年、私は大学2年生になる。


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