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fantasy ability
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fantasy ability・5‐“覚醒”へのcount down‐-12

「‥‥誠慈兄さんがそう言うなら、仕方ないわね。‥‥光式槍術、螺旋突(らせんとつ)!!!」

光先輩はそう言い放し、槍を回転させながら突く。‥槍が一瞬だけ、元の長さよりかなり伸び、敵を刺した!突かれた瞬間に敵の体は回転し、吹っ飛びながら霧と化し消えた。

「ふう、まあ、こんなもんね。」

‥‥改めて、光先輩の槍を見た。

「‥‥何よ?」
「‥‥その槍の長さって、何センチですか?」
「‥‥二メートルよ。」
「‥‥光先輩の身長より長いですよね?」
「何がいいたいかしら?」
「‥‥その、失礼ですが、扱いづらいのでは?」
「ふ、あはは。確かにな!コイツに言われても仕方ないぞ、光。」
「もう、何よ!誠慈兄さんまで!!確かに、私の身長は‥って、言わないわよ!」
「‥‥‥‥‥さて、相手も倒したので、そろそろ終わりますか?」
「‥‥‥‥ふ〜ん、そうきたわね。まぁ、いいわ。」
「「「イメージキャンセラー!」」」

全員の武器が一斉に消えた。

「‥‥‥どうするの?先生や生徒達にどう説明するの?」
「‥‥‥どうしましょう?」
「私に聞かないでよ。誠慈兄さんはアテにならないし、う〜ん?」
「‥‥‥その事だったら、大丈夫だろ?母さんが今から来るって。」
「えっ!?梛さんが、来るですか?」

「‥‥‥来ないほうがよかったかしら?」

不意に後ろから声がした、慌て振り返る。

「な、梛さん!」
「‥‥皇希君の学校で敵の反応がしたから、誠慈に報告しといて正解だったわね。」
「そうですね、助かりました。‥‥所で、何をしに学校に来たんですか?」
「‥‥これよ。」

そう言って、一枚の紙を見せてきた。なになに、
以下の者は刃物及び銃等の武器の所有及び使用を如何なる時も許可する
神城 凰輝
神城 梛
神城 誠慈
神城 光
神城 薫
神城 優
神城 咲
神城 凛
山崎 皇希
荒神 仁
天神 織音
内閣総理大臣
‥‥ふ〜ん、これで武器がいつでも使える訳だ‥‥

「って、ええ!?内閣総理大臣って?」
「ん?どうしたの、皇希君?あ、後、このカードも持っておいてね。」

そう言って、免許証みたいなカードも渡された。そのカードには、俺の名前や顔写真が書いてあるし貼ってあった。‥‥やはり、気になるので、さっきの質問を、再度喋る。


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