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カバン
【エッセイ/詩 その他小説】

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カバン-1

透けるビンの中の
宝石嬉しそうに
君がこっちを見て
手招き
子供っぽい目に
帰りたくない
書いてあるよ
足跡二人でたどり
水しぶき音に合わせ
手たたく
ギュウギュウに
詰め込んで思い出
溢れたらその時だ
今をもっと大事に
割れないように持って

溶ける汗をぬぐい
蛍を手でつかまえ
君が振り向いて
手遊び
子供っぽい目に
戻りたくない
書いてあるよ
立入禁止の言葉
怖くても気になってた
手つなぐ
だんだんに
大人になった頃
気付いたらその時だ
今をもっと大事に
崩れないように持って

夢が見れなくなったのに
いつから
素直さ失くし
僕は一人
この街去った
君の寂しげな目
あの日と変わらない
ハズだったのに
強く引いて
この手を
優しい胸のあたたかさ
忘れないように



ギュウギュウに
詰め込んで思い出
溢れたらその時だ
今をもっと大事に
割れないように
崩れないように持って


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