投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

ようこそゲーム部お悩み相談室へ!
【コメディ その他小説】

ようこそゲーム部お悩み相談室へ!の最初へ ようこそゲーム部お悩み相談室へ! 10 ようこそゲーム部お悩み相談室へ! 12 ようこそゲーム部お悩み相談室へ!の最後へ

「雨のち虹」第1話「アンラッキー」-9

食事に私はオムライスお父さんはカレーを食べた後
コーヒーとココアを頼んだ
「ブラックコーヒーなんてよく飲めるね・・」 コーヒーで一服しているお父さんに問いかけた
「飲んでみる?」
「遠慮します・・」
「すずめはまだまだ
子供だなぁ・・」
今日二回目だっけ・・
まぁ確かに私はコーヒー飲めないけど・・ 「ココアの方がおいしいし甘い物は落ち着くでしょ・・・」 お父さんはブラックコーヒーが好きで
私はココアが好きだった・・落ち着くし・・
雨の寒さも温かさで
ましになる・・体の芯から温まっていく感覚が好きだった
「甘党のくせになんでブラックコーヒーかな・・」
私の問いかけにお父さんは答えた
「苦い方が甘いもんがおいしく感じるもんだろ?」
・・どちらにしてもあまりコーヒーに好感は
もてそうにない・・背が伸びないと聞くし
そんな感じで私達は
食事を後にし帰路についた・・
なんでもない1日だったが新鮮で楽しかった。私にとっては・・

と言ってもまだ
プレゼントという
イベントは残っては
いるので今日を振り返るのはまだ早いかも
知れない・・
そして車の中で・・お父さんはこんな事を
語りだした・・
「すずめ・・ごめんな・・」
いきなりすぎて驚いた
「いきなりどうしたの?」
「去年の誕生日一緒に いれなかっただろ?
それに正直な話これからも仕事は忙しくなる・・これからもあまり
家にはいれないかもしれない・」
少し残念な気持ちになったがもう慣れていた 「そっか・・」
「本当にごめんな・・」 申し訳なさそうにゆう・・
「いいよ・・」
そんな風に謝られても逆に切なくなってくる・・「すずめ?やっぱり怒ってるか?」
「うん・ぅ」
いつの間にか半泣きになっていた理由はわかっているようでわからなかった
「って泣いてる!?
ごめん!本当に・・
でも俺には仲間がいて・・夢があって・・
だからといってすずめが大切じゃないわけじゃなくて・・でもどちらか一つも選べない・・」
「ひどい・・」

「本当にごめんな・・・でも昔からの約束があって・・」
「違うよ・・なにも・・
今日言わなくてもよかったのに・・せっかくのお父さんがいる誕生日なのに・・また
泣かなきゃいけないなんて・・思ってなかったっ」

本当はどちらの意味もあるんだけど・・・  「そっちか・・それもごめん・・」
「ひどいよ・・」 お父さんは半べそかいている私を 必死になだめていた
そんなお父さんを見て私は・・ふと口走った 「じゃあ・・出来るだけ元気でいて・・」
「え・・なんで?」
自分でいっていても
変だった、さっきまでの話との関係性も微妙だし・・
「お互い元気でいれば・・・・誕生日じゃなくても、今日みたいに一緒にすごせる時があるかもしれないから・・」
少し自問自答した結果がこれだった・・ お父さんは少し困ったような顔をして・・

「母さんと同じだな・・強がってもやっぱり
寂しがり屋だった・・」
「っ・・ちがう・・そんなんじゃないよ・・」
私は焦った・・親とはいえいつもと違って完全に弱みをみせていたから・・それは余計な心配をかけるきっかけになる・・・・


ようこそゲーム部お悩み相談室へ!の最初へ ようこそゲーム部お悩み相談室へ! 10 ようこそゲーム部お悩み相談室へ! 12 ようこそゲーム部お悩み相談室へ!の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前