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幸せな日々を
【青春 恋愛小説】

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幸せな日々を-2

「もう昼休みも終わるし戻ろうか?」
「そうだね。付き合うきっかけも聞けたし、約束もしたし充実した昼休みだったなぁ。」
「やっぱり約束覚えてたんだ…。」
「覚えてるわよ。明後日の誕生日楽しみだなぁ。」 「言う日まで決まってるわけね…。」
「『私の人生の中で最高の誕生日にしてね。あなたがいないと私は生きていけないんだから。』うふふ…名言言っちゃった。」
「…………最高は無理だね。」
「えっ!?何でっ!?」
『だってこの先もっともっと幸せにしてあげるんだから、明後日が最高だとあとは下がるだけになるかもしれないじゃん。最高っていうのはさ、限りがありそうだしさ、人生最期の日が最高になればいいなと思うんだ。だからさ、明後日の誕生日は人生の中でもまだまだ下の方の幸せになると思う。ただし、下降することはなくて、上がりっぱなしで幸せ過ぎて怖いくらいの日々を共に作って生きたいんだ。』
「…う……うん。」
「な…何で泣くんだよ。」
「だ…だって…なんか…嬉しくて…わ…私いま…凄く幸せ…幸せ過ぎて怖いくらい…。」


「やっぱりこういう時は男でよかったな。」
「な…何で…?」
「可愛い彼女をこうして包み込んであげれるから。」
「わ…私は…女…でよかっ…たよ…。」
「何で?」
「だ…大好き…な…人に…こ…こうして…包まれるから…。」
「そうか。」



「泣いてる顔も可愛いけど泣き止まないと教室で冷やかされるかもしれないよ?」
「そうね…。」



「ねぇ…。さっきの私たち名言を言ってたと思わない?」
「そうかも。今更ながら恥ずかしくなってきた…。」
「ねぇ…さっきの言葉ってさ…も…もしかして……。」
「?」
「プッ…プロポーズ?」
「う……うん……そうなるかな。」
「じゃあ今日はプロポーズ記念日だね。」
「そうだね。」
「じゃあ返事をしなくちゃね。」



チュッ!



「俺も…。」
「ん?」
「俺も幸せ過ぎて怖いくらい。」
「うふふ。」



Happy End.


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