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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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妻を他人に (10) 変化-2

 夫とショートケーキで午後のティータイムを過ごしたあと、夫婦は寝室でセックスを楽しんだ。

「子どもたちの帰りは六時ごろ?」
「うん」
「じゃあ、まだ楽しめるね」
「もうーー、パパったら!」

 オナニーで最後までイけなかった欲求不満のせいか、ティータイムでゆきはつい夫に甘えてしまった。ショートケーキのイチゴも、唇の端についた生クリームも処理してもらった。そのままキスをして抱きしめ合うと、夫の手が胸に伸びてきた。
 ふふふ、計画通り。ひとりエッチの邪魔をした責任をちゃんと取ってもらわなければ。ま、責任といっても夫じゃ私をイかせることなんてできないけど勘弁してあげる。それにベッドで一度セックスしてしまえば、オナニーで作った恥ずかしい染み――夫がショートケーキの準備をしている間に確認したら、やっぱり汚れていた――もごまかせる。

 そのようにしてひとつに重なった夫婦は、一度目の射精を終えおしゃべりを楽しんでいる。この分だと二度目もあるのだろうか。こんな昼間から? やだ。おもわずにんまりしてしまうゆき。

「ゆきにんまりし過ぎ」
「し……してないもん」
「まさか昼からゆきが誘ってくるなんて思わなかった」
「パパがおっぱい触ってきたんでしょう?」
「ゆきがめちゃくちゃ甘えてくるからじゃん」
「パパが生クリーム、ベロンしてくるからだもん」
「わざと唇の端にくっつけて処理してほしそうにしてたくせに」
「わざとじゃないもん! んーー、とにかくいいの! パパとゆきの気持ちがひとつになったっていうことだから!」
「ひとつになったのは気持ちだけ?」
「身体もです……」
「ゆき……、もう一回ひとつになろっか……」
「はい……」

 なんというバカップル。幸せ。
 夫のペニスを正常位で大人しく受け入れるゆき。たとえイけなくても、精神的な満足は十分得られる。

「昼から二回もするなんて初めてかな」
「はい……」
「恥ずかしいね」
「はい……」
「いいの?」
「いい……」

 ゆきは夫にしがみつき、キスをした。両手を夫の首にまわし、両脚は腰に巻き付ける。その体勢で全身にぎゅっと力を込める。

「ああ、ゆき……その格好やばい……」

 夫婦は互いに性器を静かに擦り合わせながら、舌を深く絡め合った。

  *

 妻が私の下で悶えている。
 股間の中心に夫のペニスを挿し込まれ、あられもなく脚を広げている。
 私が腰を突き出すと「ぅん……っ」と小さく鳴き、眉間にしわを寄せる。視線が合えば恥ずかしそうなはにかみ笑いを見せ、キスしてやると幸せそうに微笑む。

 初めて妻を他人に貸し出してから、三週間。
 この間私たち夫婦は、性欲に溺れる日々を過ごした。

 セックス中にZとの行為を思い出させると、妻の膣は熱く火照り、私の陰茎を締め付ける。それを指摘するとゆきは耳まで真っ赤にして照れるのだが、なおもペニスを押し付けるとむっちりした肢体を淫らにくねらせ、可愛らしい声で鳴き、潤んだ瞳で見つめてくる。清楚な美人妻の淫らな仕草にたまらなくなった私が我慢できず果てると、ゆきは優しく唇を寄せてきて甘酸っぱい笑みを見せてくれるのだ。
 いっぱいの幸せの中に、ほんの少しの物足りなさを瞳に湛えて。

 夫婦のセックスのあと、ゆきがトイレでオナニーをしているのもだから知っている。彼女の性玩具の隠し場所をチェックすると、見るたびに配置が変わっているのだ。使用しているのはローターや電動マッサージ器ではなく、もっぱら極太サイズのバイブレーターとディルドばかり。オナニー自体の頻度も増えた。なぜなのかと考えてみれば、思い当たる理由はひとつだけ。

 今日などは、おそらく私の外出中に昼からオナニーをしていたようだ。帰宅すると寝室からドタバタと慌てふためく音が聞こえたのでなにごとかと扉を開けると、ゆきが毛布にくるまり寝息を立てていた。ではさっきの音はなんだったのだろうと不審に思いベッドの上を見渡すと、枕の下からゆきお気に入りのパープルのバイブレーターがわずかに顔を出していた。すべてを察した私は武士の情けで気づかぬふりをしてやったが、女性器特有のむせ返るような淫臭を部屋に漂わせたぬき寝入りを決め込むゆきの様子に、笑いとそして興奮を隠すのが大変だった。

  *

「最近のゆき、なんかエッチだよ」
「ふふふ……やだぁ、そんなこと言わないで……んん、チュウ……」
「Zとしてからほぼ毎日こんなことしてる」

 恋人時代から奥手な夫に引かれてしまわないよう、ゆきは無意識にブレーキをかけていた。それが貸し出しの日以降、ブレーキを解除しても夫に嫌われることはないと思えるようになったのかもしれない。なにしろ他の男性とのあれほどの痴態を見せても大丈夫だったのだから。

「ゆきとこんなにセックスできるんなら、またZに抱かれてよ」
「ゆきはパパとしたい」
「俺じゃゆきをイかせられないよ」
「いいの」
 これは本音。夫とのこの時間が愛おしい。
「でもイきたいだろう?」
「ふふふ……ひみつ」
 イきたいのも本音。数年ぶりにセックスで得たオーガズムが忘れられないのも事実。Zとの行為後にシャワーを浴びながら考えていたことは、今後夫とのセックスを楽しめなくなったらどうしようということだった。だから寝室に戻り夫の顔を見た瞬間、不安と後悔、罪悪感が一度に押し寄せ涙を流した。
 すべては杞憂だった。今もゆきは夫とのセックスを楽しんでいる。

 夫がゆきの中でゆっくり動いている。さざなみのような快感が広がり、心が満たされる。小さいけれど、硬い。二度目なのにゆきの中でビクン、ビクンと跳ねている。大好きな人が、自分とのセックスで男性器を硬くしてくれている。その事実が嬉しい。


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