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痴漢調書
【痴漢/痴女 官能小説】

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調書1-1

あなたが痴漢に遭っているという路線は、いつも同じ時間帯に乗るのですか?

はい、大学の講義の場合は大体いつも同じ時間帯に乗ることがほとんどです。しかし、臨時講習や会合があったりと曜日によっても違ってきます。特に月曜の金曜の朝は混み合うため、いつもより早めに出るような工夫をしています。混んでいる車両だと、ドア付近に位置を取ることが重要だと考えています。ちょうどシートとドアの間にスペースがあるので、その場所に立てれば押されたりする心配はないのです。

車両を変えても同じなのですか?例えば先頭とか停車位置が階段付近は避けるとか、いろいろと工夫はされてると思いますが。

そうですね、車両を移ることで多少は変わる場合もあるようですが、混雑しているときは歩くのが大変ですから、どうしても階段に近い車両に乗ってしまうことが多いです。リスクを減らすために、路線を変えたこともありますが、本校へ行くのに遠回りなるため時間がかかってしまい生活のリズムが乱れてしまうので、あまり良い方法ではないと思ってます。

ここからは具体的な話になりますが、あなたが被害に遭われたという実証を確かめるためにお話ください。どのような形であなたの身体に接触してきますか?痴漢ではないかと察したところからお願いします。

月曜にある講義で、いつもの電車に乗った時に、混雑を避けて割りと空いている先頭車両に乗ったのです。徐々に混み始めたので、ドア付近に移りました。ここならば、駅に着いたらすぐに降りられます。しかし、ターミナル駅からの乗車客が押し寄せて、車両の中央まで戻ってしまいました。しばらくすると、お尻に何かが当たっているような感触があったのです。混んでいて振り返ることが出来ない状態でした。

大学で講義する月曜は同じ時間帯に乗るのですね。続けてください。

痴漢だと察したのですが、その時はまだ何も動いていない状態でした。お尻に当たっているものがあっても鞄とかの可能性がありますから勘違いしないために様子見をしたのです。すると、手の甲のような感触が上下左右に動き始めました。痴漢被害を訴えると調書に応じたりと時間がかかるというのを知っていたので、講義の時間に遅れることを懸念して、この場合は我慢することにしました。

深刻な状態になる前に本当は早めに訴えたほうが良いのですが、それで次の週にも同じような被害に遭ったのですね?

そうなんです、同じようにお尻に感触があったり手が当たるような感じがしたりして、それが繰り返されました。パンツスーツが多いのですが、手の甲で撫でられたり揉まれたりと段々エスカレートしてきたのです。でも、重要な臨時講習に間に合わせるために被害届は出さずにいました。講義に遅れることの理由を伝えなければいけないのも苦痛でしたので。


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