投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

one-sided love
【その他 恋愛小説】

one-sided loveの最初へ one-sided love 21 one-sided love 23 one-sided loveの最後へ

one-sided love*happy end*-2

「…立ってんの、疲れちゃったし。座って話そ…。」

そう言って、手を握り返してきた。

「うん…。」


もう、この気持ちを隠す事は出来ない。

勘の良い兄やんだから…。

アタシが…自分でバラしてしまったようなものだから…。

知っているんだろう…自分の妹が、自分を好きだという事を。

それは、『兄妹』だからという感情ではなく、『異性』としての感情だという事も。


全て……知っているから、ここに居るんだろう。

それは、優しいから…。アタシが心配だから、居てくれているだけなんだろう…。

「兄やん…。」

だから、アタシも


言わなきゃ…。

嫌な事も、笑顔で受け止められるような、兄やんに…。


「ちょっと…長くなるけど…。」

「…いいよ?あ…今日は、夕飯2人で食べるようにって言われたから……出前でも、取る…?」


「まだ…いい。」

そう言うと、兄やんはお腹空かない?と聞いた。

「大丈夫…あのね、兄やん…。アタシ…」

そこまで言って、言葉に詰まった。


何て言えば良いの……?

好きなの…。いや、違う…。
待って、言えない…!

もし、軽蔑されたら…?

そうだよ…実兄に惚れる妹なんて、異常だよ。

打ち明けた所で、自分に残るものは…何?

怖い。

言うのが怖い。

今はこうやって繋いでいてくれてる手も

全てを話したら離れて行きそうだよ…!

「ハユ…?」

伝えようかという迷いと、その後の後悔を恐れる気持ちが交差する。涙が出る。

「……ごめ…何でも…ないや……。」

「…何で…じゃあ、泣く…の?」

兄やんの声が…震えてる?

更に強く、強く、痛いくらいに握り締められる手。

ポツ…と、兄やんが洩らした言葉。


one-sided loveの最初へ one-sided love 21 one-sided love 23 one-sided loveの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前