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車中で、@
【熟女/人妻 官能小説】

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泣いてる女-1

僕は土木関係の監督補佐で高知県の山奥で小さなダム工事の中間報告に大阪の本社に呼ばれ、会議も終わり上六から自宅アパートに帰る電車の中でした。
時間はもう夜の8時、ラッシュアワーも終わり車中は余り込んではいませんでした。
向かい合って座れる座席の一つに座りました、朝の6時に番場を出てもう14時間、クタクタに成って大きなリュツクを膝に抱えて目を瞑って電車の出るのを待って居ました。

暫くする向かいの席に人が座る感じがしましたので僕は薄目を開けてその人を見ました。
女性でした、その人の膝に当たらないように僕は腰を引きました。
そして又目を瞑り窓の方を向き暫く静かにしていました。
女性は僕より少し年上の感じで薬指には細い指輪をして居たの既婚者でしょう。
(僕は26才独身)
窓ガラスの方を見ていました、ネオンや広告灯の明かりが切れると、僕の顔がガラスにハッキリと写り出されます、それと交差するように彼女顔もガラスに写り出されています。、
彼女は僕の写り出された顔をジッと視ている様に思いました、そして僕も又彼女のカガミに写り出された顔を視ていることに何か運命らしささえ感じていました。
其の状況が続くのに僕は少し苛立ち始め目を瞑りました、何分間目を閉じていたでしょうか、いや何十秒かも知れませ、僕は目を閉じて居ることにも耐えられず目を静かに開けてみました、彼女は蝋人形の様に表情も変えずに僕のガラス越しの顔を観ています。
僕は窓ガラスの彼女を見るのは止めて彼女の正面に顔を向けて彼女を見詰めました。

髪型は薄いブラウンに染めたショートで小顔で化粧は薄くその化粧は少し乱れている様でアイシャドウや付け睫毛などはせず、地味な感じの女性でした、服装は白のブラウスの濃紺のタイトスカートでしたが、スカートから見える右の膝にはこけた様な傷跡が有り、膝をほんの少し開き気味に座っています、そして大きめの紙バッグと小さなベージュ色のバッグ抱えています。

僕が彼女の顔を正面から見ても彼女は気にもせず僕ぼガラスに写る顔を瞬きもせずに眺めていました、僕も余り必要に女性の顔を眺めるのも気が引けて彼女のガラスに写る顔に目をやりました。
ガラスに写る彼女の左目にキラと光るものが見え、そしてそれは大きく膨らみ一粒の大きな涙に成って頬を伝い膝の上の手に落ちました、それを河きりに両方の瞼から止めどもなく流れる様に涙は落ちて彼女の手やバッグを濡らし始めました。
しかし彼女は涙を拭う事もしなければ、声を出すことも無く、涙が出る事以外前と変わらず蝋人形の様に表情は変わりません。
僕は顔を少し突き出して彼女の顔を凝視しました、しかし彼女は微動だにせずに居ます。

僕は声を掛けようと思いましたが、見ず知らずの女性に何を言って良いか分からず、俯いて無視をしましたが、やはり気に成って仕方ありません。僕はスマホを取り出しひらがなで大きく「だいしょうぶ?」と書いて彼女の目の前に突き出しました、
彼女はスマホを食い入る様に眺めて小さく「ハィ」とだけ答えました。
大丈夫な訳が有りません、僕はやっと声を出して「どちら迄」と聞きました、彼女は初めて僕の方を見て「・・・・?」と何か分からない事を言っただけでした。
ハンカチを貸して上げようと思いましたが、汚いので僕はリュックから新しいポケットティッシュ出して彼女に渡しました、彼女は軽く頭を下げて、ティッシュで瞼をそして頬を拭いて少しはにかんだ様に笑顔を作ってくれました。

そんな事をして居るうちに僕の降りる駅(生駒)に電車は着きました、僕はリュックを背負い「気を付けてネ」と言ってホームに降り立ちました、するとなんと彼女が僕の後ろから付いて来てるのに気ずきビックリしました。「貴女も生駒ですか」と聞いても返事が有りません、僕は無視して改札を出てアパートの方に歩き出しました、 彼女が僕の5メートルほど後ろから付いてきます、僕が止まると彼女も止まります、僕は「付いて来ないで」と声を荒げて言うと彼女は泣きそうな声で「一晩だけ泊めて下さい」「今夜泊る処もお金も無いので」と頭を下げて言ってきました。
「僕はそれほどお人よしジャ無い」「見ず知らずの人を泊めるなんて」
「警察にでも行ったら」と一気に言いました、彼女は又電車の中の蝋人形の様な顔に成って涙を流し始め、静かに駅の方に戻っていきました、僕はホットしましたが直ぐに自殺でもされると困ると思い直し、「チョット」と彼女の後ろ姿に声を掛けてしまいました。
彼女は振り向き頭を下げて「お願いです」と嬉しそうに言ってきました、僕は曖昧に
頭を下げて歩き出しアパートに着きました。

一か月振りの我が部屋は懐かしかったがかび臭く蒸れていました、窓を開けて風呂の用意をして、聞くと彼女も空腹で僕も腹が減つたので上六で買ったホカ弁と買い置きのカップラーメンとビールで遅い晩飯を知らない女と二人で食べました。
彼女にビールを進めると美味しそうに飲み少しリラックスしたようでした。
僕が「何か身分を証明出来るもの有る」と聞くとバッグから免許証を出して見せてくれました。平成10年生まれの25才山根加代、大和西大寺が住まいの様でした。
僕は今日一日のタイトスケジュールと、加代さんとの出来事に疲れ果て、
「彼女に風呂に入るョ」「良ければ加代さんも後で入って良いよ」と言って風呂に入りました、バスタブにユックリ浸かって体を洗いですと風呂のドアーが開き加代さんが先ほどと同じ服装で入って来て「流させて下さい」と僕の背中を洗い出してくれました。
僕は驚きましたが、これが僕の期待していた事かも知れないな〜と思い前をタオルで隠して加代さんに洗ってもらいました。現場生活で女気なしが続いていたので僕の息子は膨れ初めて来るのが分かりました。・・・・続く









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