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東谷小雪の受難
【二次創作 官能小説】

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校則-1

先生「東谷さん」
先生は2年A組に転校してきた女子生徒の東谷小雪の名を呼ぶ。
小雪「はい!」
先生「ちょっといい?」
女性教師は教室の入り口から手招きをする。
小雪「なんだろう…夏美さん、ちょっといってきます」
夏美「うん、行ってらっしゃい」
小雪は先生の所へ向かい、廊下に出る。
先生「東谷さん、これ」
先生は手に持っていた紙袋を小雪に渡した。
小雪「あの…これは?」
先生「新しい制服よ」
小雪は吉祥学園の指定の制服ではなく、セーラー服を着ていた。その理由は吉祥学園のゆるい校則のお陰だったが、校長が変わったことで、それまでのゆるい校則から厳格な校則に変わったのだった。
そして、小雪が紙袋の中を見ると、綺麗に折り畳まれた新品の吉祥学園の制服が入っていた。
小雪「この服で良かったんじゃあ…」
先生「今まではね、でも校則が変わって…新しい校則では指定の制服じゃないと駄目ってことになったのよ」
小雪「そんな…」
先生「だから、急で悪いんだけど…新しい制服に着替えてきてくれるかしら」
小雪「分かりました…」
小雪は紙袋を確認すると、紙袋には制服の他に白い布袋が入っていた。白い布袋には東谷とでかく名前が書かれていた。
小雪「これは…?」
先生「東谷さんの給食着よ」
小雪「給食着…?」
先生「今までだと私物のバンダナとエプロンでも良かったんだけど、校則で女子は全員、給食の時間は食べる時も給食着の着用必須になったの、だから東谷さんだけ特別とはいかなくなったのよ」
小雪「女子は全員!?どう言うことですか?」
教師「新しい校長のお考えでね、女子は女性らしく、男子は男らしく、っていう校風にするのよ…」
小雪「そんなことって…」
吉祥学園は給食制であり、生徒全員に給食着が支給されている 。転校してきた小雪は給食着がなかったので私物のバンダナとエプロンで良かったが、厳格な校則になり、一人だけ違う服装は許されなくなった。
先生「詳しいことは朝のホームルームで話すわ…だからホームルームが始まるまでに更衣室で着替えてきてくれる?それと給食着のサイズを確認してね」
小雪「はい…」
先生「心配しなくても制服と給食着は校長先生のご好意でお金は必要ないから、それに東谷さんなら似合うと思うわよ」
小雪「ありがとうございます…」
小雪は更衣室に紙袋を持って向かい、誰もいない更衣室に入った。
小雪「はぁ…」
小雪は紙袋から制服を取り出す、ブルーグリーンのブレザーに白のシャツ、赤いネクタイとグレーのスカートの吉祥学園の指定の制服。
小雪は複雑だった。別に皆と同じ制服を着たくない訳ではなく、今着ているセーラー服は里を出るときに骸からもらった大切な物だったから、それが着れなくなるのが寂しかった。
小雪「校則じゃあ仕方ないよね…」
小雪は着ていたセーラー服を脱ぎ、下着姿になった。そして真新しい吉祥学園の制服を着ていく、シャツを着て、次にスカートを履き、ネクタイを締めて、最後にブレザーを着る、ブレザーの左胸には吉祥学園の校章が刺繍されている
そして小雪は鏡に写った自分を見る。
そこには夏美達と同じ吉祥学園の制服を着た自分が写っていた。夏美とお揃いになった嬉しさと、着慣れていない恥ずかしさ、骸がくれたセーラー服を着れない悲しさ、小雪の心は複雑だった。
小雪は給食袋を手に取り、中を開ける。
中にはシャワーキャップ形の白い給食帽、襟無しの丈が長い白衣、そして綿のマスクだった。白衣の胸には校章と“東谷小雪”と名前が刺繍されていた。
先生「東谷さん、入るわよ」ガチャ
女性教師の担任の先生が更衣室に入って来た。
先生「あら!東谷さん…とても似合ってるわよ!セーラー服よりこっちの方が東谷さんにぴったりよ!」
小雪「そう…ですか…?」
先生「えぇ、これであなたもどこから見ても吉祥学園の生徒ね」
先生は小雪の制服姿を見ながら嬉しそうに言った。
先生「給食着はもう着た?」
小雪「え!?いえ…まだです」
先生「じゃあ今、着てくれる?」
小雪「今ですか!?」
先生「サイズを確認したいの」
小雪「わかりました…」
小雪は先生が見てる前で真新しい吉祥学園の制服の上から給食着を着ていく…白衣に袖を通してボタンを閉める、そして給食帽を被り、最後にマスクを着けた。
小雪「ど…どうでしょう」
そこには給食当番の格好をした小雪が立っていた。小雪は着なれない制服に、更に着なれない給食着と両方とも初めての格好でとてもない恥ずかしさに見舞われた。
すると先生が…
先生「東谷さん、髪は帽子から出ないように耳まで全て仕舞ってね、これも校則で決まってるから」
小雪「はい、すみません」
小雪は出ていた髪を全て給食帽に仕舞うように被り直した。
先生「うん!それでよし!東谷さん給食着も良く似合ってるよ!給食の時は今日からその格好だから…じゃあホームルームでね……あっ、そうそう」
先生はセーラー服を手に取って、紙袋に畳んで仕舞った。
先生「これは…もう必要ないから預かっておくわね、放課後に返してあげるわ」
そういうと先生はセーラー服が入った紙袋を持ち去っていった。
一人、更衣室に残された小雪は鏡に写った自分を改めてみた…さっきまでのセーラー服姿だった小雪の面影はなく、今は吉祥学園の制服を着て、上から給食着を着ている自分の姿があった。
小雪「これが…私…」
小雪はなんとも言えない恥ずかしい気持ちでいっぱいだった。
小雪「あっ、急がなきゃ!」
小雪は給食着を脱ぎ、畳んで給食袋に仕舞い、そして廊下に出て教室に向かう、小雪は皆の視線が気になっていた。
すれ違う生徒達は目立っていたセーラー服から皆と同じ吉祥学園の制服姿の小雪に視線を向けていたからだ。小雪もこの視線が気になって仕方がなかった。急いで2年A組の教室に入った。


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